こんにちは!ATSUです。
今日は私が今までに使用してきたおすすめの英単語帳を、全て公開します!!
世の中にはたくさんの英単語帳が出回っており、正直「どれ買っていいかわかんねーよ!」と感じること、あるのではないでしょうか!なんとなく選んだ単語帳って、使っているとイマイチに感じてしまい、他の単語帳にしとけばよかったかな、なんて思ってしまうものですよね。
その結果、いろいろな英単語帳に手を出してしまい、結局どっちも中途半端に終わってしまった、なんてことにもなりかねません。そうならないためにも、単語帳を買う前にはまず、しっかりと内容を吟味する必要があります。
今回は、私が今まで使ってきたおすすめの英単語帳を、実際に使用した時の感想を交えながら、紹介していきたいと思います!その中で、その単語帳がどんな点で優れているのか、また、ここはちょっとな、と感じる部分についても、全て正直にお話します!英単語帳を買おうと思っていた、という方は是非この記事を読んで、選ぶ際の参考にしてください!
また、英語資格に向けて準備している方は、それぞれの英語資格(英検、TOEIC、TOEFL、IELTS)対策の記事と合わせて読んでいただけると、より学習に有効なものになると思います!
Contents
- 1 1. 速読・速聴英単語Core1900
- 2 2. Distinction 2000
- 3 3. 改訂版キクタンAdvanced6000(アルク学参シリーズ)
- 4 4. 英検準1級 でる順パス単
- 5 5. TOEIC(R)TEST出るとこだけ!
- 6 6. 英検1級でる順パス単
- 7 7. 英検1級 文で覚える英単語
- 8 8. TOEFLテスト英単語3800
- 9 9. 実践IELTS英単語3500
- 10 10. DUO 3.0
- 11 11. ネイティブがよく使う英会話表現ランキング
- 12 【番外編】ATSUが読んでみた娯楽的3冊
- 13 日本で出会えないが海外で当たり前に使われている英語表現だけを集めた最強の英単語帳
- 14 まとめ
1. 速読・速聴英単語Core1900
一冊目の単語帳はこちらの「Core1900」という単語帳です。これはものすごくおすすめの1冊です。レベルとしては単語の大学受験レベルの英単語帳になっています。
私はこの単語帳を高校2年生の終わり頃に、大学受験のために使い始めました。レイアウトは、英単語がある程度分量のある英文とセットになって掲載されています。
英語学習をはじめたばかりの時って、英単語とその日本語訳だけが載っていても、実際にその単語が使われている場面を想像しづらいですよね?その点この「Core1900」は、実際にその単語が文章の中でどのようにして使われているのか感じることができるので、そういった意味でも単語の基礎固めをこれから行うという人にも適しています!
また、付属のCDには長文読解の音声が含まれているため、リスニングの教材として使うこともできて、一石二鳥です。
こちらは私が人生で最もやり込んだ単語帳で、だいたい150周くらいしました(笑)動画で私の単語帳を見たことがある方はわかると思いますが、回しすぎてボロッボロになり、化石のような見た目になっています(笑)。
ただそれだけやり込む価値がある、噛みごたえのある素晴らしい一冊ですので、大学受験を控えている、基礎固めを行いたいという方にはおすすめです!
2. Distinction 2000
こちらは大学受験生・英語の基礎固めを行いたい人向けに私、Atsuが角川書店から出版した英単語帳です。
語彙の選定を行う上で想定されている対象者はCore1900と同じく
「大学受験生」
「今後海外留学や海外就職する上で英語力の底上げをしたい人」
となっています。
大きな特徴は「アウトプットを意識した構成」です。
一般的な英単語帳にありがちな、「使用するイメージの湧きづらい硬い例文」などは徹底的に排除し、「普段の会話、英文で出会うほどナチュラル」な例文を使用しています。
他にも日本語訳の介在の排除を目的とした豊富なイラストの挿入など、英語を話せるようになるためのせるようになるための仕組みがふんだんに盛り込まれています。
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3. 改訂版キクタンAdvanced6000(アルク学参シリーズ)
こちらも、Core1900と同じく大学受験のために使用した単語帳です。選んだ際の私の語彙力というのは、Core1900の単語をほとんど完全に暗記している状態でした。
そこで、「もう少し単語量を増やしたいんだけど、他の勉強の負担になるものはちょっとなあ」という心理状態の私にとって、1000語ちょっとで、コンンパクトにまとまって、かつ「Core1900」には乗っていないような単語がたくさん乗っているこの本は、まさに痒いところに手が届くような単語でした。
ちなみに「キクタン」とはいうものの、付属のCDは必ずしも使用する必要はない、というのが私の考えです。
私の単語暗記法の記事を読んでいただいた方ならわかると思いますが、私は基本的に単語帳を覚える際発音記号で覚えています。なので、英単語単体の音声が収録されているCDの有用性というのは、そこまで高くないと感じました。発音記号を見た上で発音が少し不安な単語というのもありましたが、ググった方が早いことが多いので、ほとんどはネットで検索して調べるなりして、対処していました!
レイアウトに関してはこれといった特徴はなく、特別大好き!!という単語帳ではないです。ただ先ほど述べた理由から、基礎固めの単語はあらかたマスターしていて、もう少し語彙力を増やしたいという方のニーズには、非常にマッチしている教材になっていると思います!
こちらは高校3年生の夏くらいから使い始め、受験当日まででだいたい3〜40周くらいしました。
4. 英検準1級 でる順パス単
次にやったのは、英検準1級を受ける際に使用した「パス単」です。
使ってみた印象としましては、載っている英単語というのは「Core1900」のものとほとんど同じじゃん、という感じでした。中には知らない単語もあるにはあったのですが、比率としてはそんなに高くはないです。なので、大学受験レベルの単語が完璧での状態で英検準1級を受ける方は、必ずしも行わなくてもいいかもしれません。
こちらはだいたい2~30周は行いました!!
5. TOEIC(R)TEST出るとこだけ!
こちらは、私が大学1年生の時、TOEICを受験する際に使用した単語帳です。
私が初めてTOEICを受けた時の得点は710点だったのですが、初受験した時「簡単そうに見えてTOEIC特有の単語が多く出題される」と感じ、TOEIC専用のこちらの単語帳を行いました。収録語数は600語ほどで、2週間でだいたい2~30周くらい回しサクッと覚えられました。
この単語帳を使い2ヶ月のTOEICの対策を行ったことで、940点、そして970点へと順調に点数を伸ばすことができました!
その時行なった具体的なTOEIC対策に関しては、こちらで詳しく書いています!
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6. 英検1級でる順パス単
こちらは大学2年生の時に、英検1級を受験した際に使用した単語帳です。
みなさんご存知の通り、英検1級はレベルの高い語彙がたくさん登場します。なので、こちらも5~60周行い、「とにかく全ての知識を吸収しよう」という気持ちでやり込みました。
こういった日本語訳がセットになっている英単語帳を眺めていると、「こんなの絶対使わないだろ!」と思ってしまうような単語ばかりに感じてしまいます。しかし、こういった場合のほとんどはその日本語訳が難しいと感じさせている原因となっている場合が多いです。私自身オーストラリアで働いていて再確認したのですが、
実際には、日常会話、仕事の場面で、よく使われている単語ばかりですので、お覚えていて損はないと保証します!!
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7. 英検1級 文で覚える英単語
こちらも英検1級を受ける際に使用した単語帳です。先ほど紹介したパス単をほとんど完璧に覚えてしまった後に、漏れを少なくするために行いました。
この2冊の単語帳を完璧にして本番に臨んだおかげで、英検1級の中で最も難しいパートである語彙問題に出てくる語彙も、8割以上は知っているという状態で試験に臨めました!
8. TOEFLテスト英単語3800
TOEFLは大学院受験をする際に必要な試験だったので、英検と同じく大学2年生の時に受けました。この時点で英検1級レベルの単語は完璧に頭に入っていたため、知らない単語はほとんどないんじゃないかな、と思ってはじめました。
ただ、レベル4の語彙になってくると、思っていた以上に知らない英単語がたくさん出てきたので、やはりやっておいてよかったです。
こちらの英単語帳の見出し語の収録語数は3800語と、内容量が非常に多い単語帳になっているので、「どこまで進めればいいの?」と質問される時がありますが、私の回答は「全て」です。笑
やはり、全部やっていた方が安心だと思います!!
また、Amazonの評価が非常に高く、他のTOEFL受験者のブログなんかを見ていると、こちらの単語帳を使っている方が非常に多いので、TOEFL受験者にとってはバイブル的な1冊になっているのではないでしょうか!
9. 実践IELTS英単語3500
こちらは、私が大学院時代に、IELTSを受けた時に使用した単語帳です!準備期間は2~3ヶ月で、4~50周は回し、やり込みました。
この単語帳を始めた段階では、ここまでにご紹介した全ての単語帳をマスターしていましたので、TOEFL対策した時と同様「ほとんどの単語はわかるんじゃないのかな」と油断していたのですが、やはり実際に使ってみると「意外と知らない単語入ってる!」という印象でした。
この単語帳の特徴としては、いろいろなジャンル、タイプの単語が散りばめられていて、私自身非常に楽しく学習を行えました。
英検1級の単語帳でもそうでしたが「この単語いつ使うんだよ〜」と感じてしまう単語も中にはありましたが(Humpback whale;ザトウクジラ、を見たときは、さすがに少し笑ってしまいました)、それも含めて楽しく学習を行えました!
10. DUO 3.0
英語学習の方法についてたくさんの方の相談に乗る中で、こちらの英単語帳を使っている方がとても多くいたので、相談に乗る中でためになるかもしれないと思って行いました。
また、もしかしたら基礎単語で抜けているものもあるかもしれないな、と思いやり始め、合計4周ほど行いました!
DUOをやってみた感想としては、他の基礎的な単語帳と比べると、口語的な表現が多く含まれてると思います。Amazon等の評価を見ればわかる通り、非常に評判が高い英単語帳で、基礎づくりを行う上で単語帳を選ぶなら、「Core1900」と並んで有力候補の一冊になるのではないでしょうか!
11. ネイティブがよく使う英会話表現ランキング
ここまで様々な英語試験を受ける中で、たくさんの英単語を覚えてきた私ですが、今まで意外と会話表現を集中的に学習したことはありませんでした。
そこで一冊行ってみた英語表現集で、5〜6周ほど行いました。実際手に取るとわかると思いますが、非常にボリュームのある内容です。
ショーンクランキーさんという、私の学部時代の恩師が書いた本なのですが、だから紹介するというわけではなく、あくまで内容が非常に実用的という観点から素晴らしいと感じ、おススメさせていただきました!
ただ一つ難点を挙げるとすれば、こちらの表現集では、英語表現が日本語訳の五十音順に並べられてしまっています。
英語を喋る際には日本語を介在させない方が良いと考えている自分にとって、このレイアウトには正直大反対です(笑)。なので、こちらの本を使用される方は、この索引機能は無視して使ったほうがいいのではないかな、というのが個人的な意見です!
私の具体的な使用法は、英語部分のみを読み進めていって、「こういう言い方するんだ〜」と吸収しながら前に進み、たまにピンとこない表現部分には目を留めて、日本語訳を読む、という方法をとりました。なので、他の単語帳と違ってほとんど日本語訳部分は読んでいません。
以上が、私が今までに行ってきた単語帳11冊です!
また、具体的な英単語帳を使った英単語の暗記法というのは、こちらの記事にまとまっているので、ぜひ合わせてご覧になってください!!
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【番外編】ATSUが読んでみた娯楽的3冊
『日本人が知らない いまどきの英語 』
『「へこむ」を英語で言えますか』
上の3冊は、私が娯楽目的で買い、読んだことのある表現集です。
日本に帰国した時に買い、移動中の電車やホテルの中で読んでいました!!こちらはあくまで楽しんで読むためのもの、という目的で書かれていると思うので、英語学習をまさにスタートして、最初の1冊、という方には向いていないと思います。
ただ英語に興味を持っている人であれば、英語レベルに関係なく楽しんで読める内容になっているので、ぜひ息抜きなんかの時に手に取って見てください!ちなみにこちらは3〜4周ほど行いました!
以上が、私が今までに行なってきた、正真正銘全ての単語帳についての紹介でした!英単語を選ぶ上で、参考にしてください!
日本で出会えないが海外で当たり前に使われている英語表現だけを集めた最強の英単語帳
今回紹介した単語帳に掲載されている英単語を暗記し、自分のものにしていくことによって、日本にいながらにして英語をマスターできることは間違い無いです。現に私は22才の時に大学院留学するまでは、ほとんど海外に行ったことなかったですが、今回紹介した単語帳をマスターしていたので「言いたいことは英語で伝えるのに困らない」レベルでした。
ただし、大学院留学、そしてオーストラリアでの海外就職の経験を通して思ったのが、
ということでした。
このギャップを埋めるために、現地に来てから知った表現をまとめて暗記するように勤めて来たのですが、そこで蓄積して来た表現をまとめ、『DistinctionⅠ』『DistinctionⅡ』という形で出版しました。
この単語帳に掲載されている英語表現は今回この記事で紹介した単語帳を完璧にした私でも知らなかったが、ネイティブが頻繁に使用していうる表現ばかりです。
単語帳作成の際に特にこだわった6つの特徴や、監修に携わったネイティブの経歴などについてはこちらの記事で改めて紹介しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください!
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まとめ
「英単語」はまちがいなく、英語学習の最も重要な要素の一つです。
そんな単語を学ぶ教材、間違った選択なんてしたくありませんよね。
よく考えて選んでも、「本当にこれで効果が出るのかな?」と不安になる気持ち、非常によくわかります。そういった人に向けて、「どの単語帳がいいのか」だけでなく、私ATSUが「どのような考えで英単語帳を選定してきたのか」といった部分まで伝えたいと思いこの記事を書きました。
当たり前ですが、私は市場に出回っている全ての単語帳に目を通したわけではありません。なので、この記事で紹介した10冊が、英語学習を行う上で常に最適解となる、というわけではないかもしれません。
ただ少なくとも私はこれらの英単語帳を使うことによって、プロフィールに示しているような英語力を獲得することができたので、そういった意味では、効果が実証されている10冊と思っていただいて構わないと思います!単語学習、頑張りましょう!
また、「英単語の覚え方」をコアとして、「英語力が向上するプロセス」「効率のいい英単語暗記方法」など私の経験を余すところなく一冊の本に詰め込みましたので、興味のある方はぜひこちらもチェックしてみてください。