こんにちは!Atsuです。
今回は、海外のビジネスシーンでは当たり前のようによく使われているが、日本で勉強しているとなかなか出会わない英語表現について4つ集めてみました。
どれも私がオーストラリアで仕事を始めてから実際に出会った「生きた」英語表現ですので、このような英語を取り込み、国内で勉強している人達に一歩差をつけましょう!
Contents
TOEIC満点でも知らなかった英語表現がごろごろあった話
私は日本国内で、英語の資格試験を中心に英語の学習を行ってきました。
たくさんの良質な英語教材が簡単に手に入る今、日本にいながらでも英語力を上げることは十分に可能である、というのが私の主張ですし、それを実践してきました。
現在はオーストラリアの監査法人でネイティブに混ざって働いている私ですが、仕事を始める前にはすでに
・IELTS8.5
・英検1級
というスコア、級を獲得していました。
試験の点数を見てもらうと分かるように、可能な限り試験で向上できるだけ英語力を向上させてきたので、海外のファームで働き始めた時もとりわけ英語の面で苦労することなく、スムーズにキャリアをスタートさせることができました。
受験した人はわかると思いますが、英検1級に出てくるような英単語ってネイティブからしても結構レベルが高いです。
試験の中で知ったハイレベルな単語を会話の中で使うとネイティブから「よくそんな表現知ってるね!?」と驚かれることもありました。
一方で、上記の英語試験の勉強を目一杯やった自分でも知らなかったが、実際には毎日、当たり前のように使われている英語表現がたくさんあるのも事実です。
前置きが長くなりましたがそのような英語表現を集めたので、現在日本で英語を勉強している人は参考にしみてください!
ビジネスシーンでよく使われている英語表現4つ
2. Yourself?
3. Touch base with you (about~)
4. Get your head around
前半2つが挨拶に関する表現、後半2つがビジネスに関する表現です。
一つずつ見ていきましょう!
挨拶でよく使う英語表現2つ
1.How are we?
意味:調子はどう?元気?こんにちは
日本で「挨拶」として習う有名な表現といえば、
“How are you?”
“How’s it going?”
“What‘s up?”
などでしょう。
そして、もちろんそれらの表現は実際によく使われています。
確かによく使うんですが、それらの表現度同じくらいよく使われる表現として
があります。
意味は“How are you?”
とほぼ一緒で、使われ方に明確な線引きはありません。
強いていえば、“we”という言葉尻からわかる通りこっちの方が「私たちは」という感じ、仲間意識が強いような意味合いが強いと感じます。しかし、基本的には他の表現と一緒です。
返答としては
“Good”
“Not too bad”
など、一般的な “How are you?” に対する返答と変わりません。
Yourself?
意味:(挨拶に対して)ありがとう、あなたは?
”Hi, how are you?”などと挨拶をされた時、
“Good, you?”
“I’m fine, what about you?”
元気だよ。「あなたは?」のように聞き返しますよね?
その聞き返す時に
という感じで使える表現です。
「Yourself?」という表現は、とても簡単そうに見えますが、私は実際に海外で働くまで知りませんでした。
働き始めて2ヶ月ほど経ったある日、上司との会話で初めてこのフレースを聞いた私は、始めは「ん?この人なりの挨拶の返し?」と思いましたが、その上司以外にも色々な人が普通に使っていることに気づきました。
先ほどの表現を含めておさらいすると
“Yourself?”
こんな感じで使えます!
次の2つは、ビジネスでよく使う表現です。
ビジネスでよく使う英語表現2つ
Touch base with you(about~)
意味:(〜について)あなたと連絡を取る
直訳すると「あなたと一緒にベースにタッチする」という意味で、現在取り組んでいるプロジェクト等に関する話題について電話やメールなどで連絡を取りたい場面で使われています。
「昨日話した問題について連絡を取りたかったんだ」I’ll touch base with the client this afternoon to talk about it.
「午後それについて話すためにクライアントに連絡するよ」
こんな形で使われています。
Touch base with youのおもしろい語源
このtouch base という表現、「連絡を取る」という意味で使用されていますが、直訳すれば「ベースにタッチする」という意味ですよね。
一体どうしてなのでしょうか。
実は、この表現で使われている “base”というのは文字通り野球で使われている「ベース」を指しており、アメリカで野球を起源として生まれた表現であると言われています。
皆さんご存知の通り、野球では一塁ベースからホームベースまで、計4つのベースが使用されます。ランナーはそれぞれのベースを順番に踏まなければいけません。
もし1塁ベースを踏まずに2塁ベースに進んでしまった選手がいたら、その選手はアウトになってしまいます。
この、「次のベースに進むためにはその前のベースを必ず踏まなければいけない」という野球の絶対的なルールから派生して、
ビジネスにおいて「次のステップに進む前の現状確認」、「共通認識をしっかりと確立するための接触」という場面でこの英語表現が使われるようになりました。
【ベースを触るという行為:次のステップに行くための必要条件】
「あなたと一緒にベースを触る」
→次のステップに進むための必要条件を一緒に満たす
→共に現状の確認作業をする、連絡を取る、話す
この表現はメールでも会話でも使うことができます。
Get your head around~
意味:あなたを〜について理解させる
直訳すると「あなたの頭を〜の周りに引き寄せる」という意味ですが、実際には「あなたを~に関して理解させる」という意味で使われています。
その人の頭を~の周りに引き寄せる→~について理解させる
「会社のビジネスモデルを理解するためにこの文書読んでおいてくれる?」
といった感じで使います。
また、
「簡単に現状を把握するためにミーティングを開こう」
というように、複数人が絡む場合は“our heads”のように“head”が複数形になります。
こちらも「メール」「会話」どちらでもよく使われている表現です。
まとめ
いかがだったでしょうか!?
こういった英語表現って、ネイティブ独特の感覚から生まれた表現で、初めて聞いた時はなかなか意味が入ってきづらいものです。
同時に、こういったネイティブならではの表現を積極的に自分の英語に取り込んでいくことでよりネイティブらしい、自然な英語を話せるようになっていきます。
このような「当たり前に使われているけど意外と知らない」英語表現は実はまだまだたくさんあります!
私がオーストラリアに来てから、知らなかった英語表現をコツコツ集めたものを一つの「単語帳」として現在作成している最中ですので、完成したらぜひチェックしてみてください 😊