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TOEIC?英検?英語資格試験のオススメの順番!英語力に与える影響とは

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こんにちは、Atsuです。

今回は、「TOEIC満点」、「英検1級」、「IELTS8.5」など様々な英語の資格試験をpassしてきた私が「英語資格試験のおすすめの順番」についてお話していきたいと思います。

また、「各英語試験の難易度」、「それぞれの試験対策が英語の勉強に対してどんな影響があるのか」についても実際の私の経験を踏まえてお話しして行きますので、英語力を総合的に伸ばして行きたいと考える方や、資格試験の順番いついて悩んでいる方はぜひ今回の話しを参考にてみてください。

ずばり英語資格のおすすめの順番はこれ!

早速ですがオススメの英語資格の受験の順番はこちらになります!

①TOEIC

②英検1級

③TOEFL

④IELTS

それぞれの順番について「各試験が英語力の向上に与える効果」、「試験の特徴や難易度」に触れながら詳しくお話しして行きます!

【前提】センター試験英語8割〜9割

さて、試験の順番についての話に入る前に、受験時の英語力の「スタートライン」について整理しておきます。

というのも、「英語の基礎作り」を完成させた上で、英語試験に集中的に対策することで英語力を幾何数的に伸ばしていく、と言うのが私が最も効率的と考える英語の勉強に対する姿勢であり、また私が実際に辿ってきた順序でもあるからです。

なので各試験の準備に入る前にまずは「英語の基礎づくり」を固めておく必要があります。ぐらついた土台の上に確固たる知識の城は築けません。

私の提唱する「英語の基礎作りの完成」とは、「高校英文法の完成」と「英単語基礎レベル(センター試験レベル)の暗記」を意味しています。センター試験に換算すると160点〜180点をコンスタントに取り続けることができるレベルです。

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①TOEIC900点

それでは英語資格試験の話に入っていきますが、「センター試験で8~9割」取れるレベルになったら次はTOEIC900点を取得することをお勧めしています。

まずこの試験を受けてしまう理由として、TOEIC900点以上持っていることは

英語ができるという印象付けに最も効果的(=就職活動時に優遇される)

と考えるからです。

TOEICの試験そのものに対する評価の信憑性についての議論がたまにSNS等で行われるようですが、まだまだTOEIC試験に対する日本社会の評価は分厚いものがあります。今後もこの風潮がちょっとやそっとでゆらぐとは考えにくいのかな、と個人的にも思っています。

新卒で日本の会社に就職する方はもちろん、海外就職を目標にしている方も「いつかは日本に帰ってくることを想定している」と方も多いはず。その際の就職・転職活動等での面接や人事評価において抜群に効果を発揮するTOEICは「必要性の優先順位」と言う観点で、まず最初に持ってくるべき試験だと考えています。

また、「求められる英語力が他の資格試験位比べて低い」というのも最初に受けておきたい理由の1つです。以下ではTOEICを受験することで伸ばすことができる英語力についてお話しします(今回は最もメジャーなTOEIC L&Rについて扱います)。

TOEICのリーディングで身につくスキル

TOEICでは「大量の英文の中から自分の求める情報を探す能力」、つまり「速読の力」を伸ばすことができます。これは、必ずしも「英語力がつく」ことを指すわけではないことに注意してください。TOEICを受けたことがある方は身にしみて分かっていると思いますが、「時間制限」が非常にシビアに設定されている試験になっています。

「限られた時間の中で回答の根拠を探す」というプロセスを大量の問題演習の中で繰り返すことで、自然と「リーディングの緩急がつけられるようになる」ようになります。

TOEICリスニングで身につくスキル

正直に言うと、TOEICを通じて得られる英語のリスニング力は微々たるものである、と個人的には思っています。1つ1つの問題の英文自体が非常にコンパクトですし、ナチュラルスピードの英語と比べると比較にならないほど丁寧に英語を話してくれているので、英語の聞き取り作業と意味取り作業がものすごくしやすいです。

以上の点で、「英語力向上」の観点から言うと、TOEICという試験はそこまで有効なものではない(他の試験と比べて)と考えていますが、だからこそ短期間で一気に点数を上げてさっさと次の試験に移ることをお勧めしています。

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②英検1級

TOEICの次に受験すべき試験として、「英検1級」をお勧めしています。この試験の最大の特徴は、なんといっても高い「語彙力」が求めれる所です(TOEFLのも同等の単語レベルだが、強いて言うなら英検のほうが単語の方が難しい)。

英検で求められる語彙のレベルは非常に高く、この試験を対策を通じてNews paperで使われるような英単語、はたまたネイティブが使わないような英単語まで深くカバーできます。

また、TOEICのリーディングで「速読力」が求められていた一方で、英検では英語の「高度な精読力」が求められます。というのも、長文読解で使用されている単語も全体的にレベルが高いです。一方でTOEICと違い制限時間に余裕があります。つまり、

難易度の高い英語をじっくり読み解く力

がつきます。

※確かに英語のレベルは高いですが、時間に余裕があり、じっくりと正しい回答を求めることができます。英語試験において必ずしも「英語のレベルが高い」=「試験をpassするのが難しい(点数が出にくい)」ではないので、くれぐれも注意してください。

また、英語の難易度の話ですがこれはリーディングに限った話で、リスニングは得点の大きなポーションを占めていないですし、 スピーキングも本当に軽い英語の面接ですので測れる英語力は微々たるものです(私は当日の朝に立ち読みで二次試験の英語面接の対策本を読んで挑みました笑)。

また、英検1級を受ける前に準1級を挟むのもありだと思います。「英語の基礎づくり」が完成している場合、少し語彙力を調整しているだで合格できるはずです(ちなみに私は準1級を受けてから1級を受けました)。

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TOEFL→IELTS

英検の次に受ける試験は、TOEFLかIELTSです。私は色々な事情からTOEFL→IELTSの順番で受けましたが、後述する理由から英語力向上の観点で見てもこの順がベストだと考えています。

どちらも試験は4つの構成要素からなっています。「リーディング」・「リスニング」・「ライティング」・「スピーキング」で、4つに対する配点も完全に同じです(TOEFLは各4技能30点の120点満点、IELTSは各9.0でオーバーオール9.0の試験)ので、英検等と違い英語全般の機能について底上げするのに効果的な試験です。

また感覚的な話になってしまいますが、全体的な「英語のレベル」でいうとTOEFLの方が若干難しいです。しかし、先ほど話した通り英語の難易度が高いからといってTOEFLの方が点数が出にくいと言うわけではありません。むしろ、点数が出にくいのはIELTSの方だと考えています。

【TOEFL vs IELTS】TOEFLの方が英語レベルは高い!

リーディング&リスニング:TOEFLの方が使用される英文の難易度が高い

ライティング&スピーキング:TOEFLの方が求められる英語レベルが高い

以上が、私の考える「英語の難易度」と言う切り口でのTOEFLとIELTSの比較です。

ただし、先ほど言ったように難易度が高い方と言って点数が出にくいと言うわけではありません。むしろ、IELTSの方が点数が出にくい試験である、と私は考えています。

【TOEFL vs IELTS】IELTSの方が点数が出にくい!

ではなぜIELTSの方が高得点を出すのが難しいのか。それは

TOEFL:全体的な英語力を重視

IELTS:正確性重視(ミスの個数が直接点数に影響)←点数が出にくい

という、採点に関するアプローチの違いがあるからです。

特にスピーキングやライティングでこの姿勢の違いが顕著になるのですが、TOEFLは「全体的に英語ができてればよしとする」試験であるのに対し、IELTSは例えば「文法のミス3回あったから減点」といった方法で採点しているんです。

なので取り上げられているテーマ自体はそこまで難しくなくて、「自分的にはよく書けたと感じたライティングも思ったほどの点数がでなかった」という経験を私はよくしました。

これら試験の特性を踏まえた上で英検1級受験後の英語試験のお勧めの順番は、まずTOEFLで全体的な英語力を底上げして上げて、IELTSでスペルや1つ1つの知識の正確性を向上させる、というアプローチの仕方だと思います。

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おわり

以上、おすすめの英語資格試験を受験する順番についての話でした!

試験資格にチャレンジすることで学べることは多いです。 試験資格が英語力を完璧に測定できるかと言われれば答えは「No」ですが、自分のポジションを知り、モチベーションを維持しながら学習を進める上で試験は必要だと思います。

もちろん、英語力を底上げするという目的以外にも「大学院留学で必要」だとか、「海外就職のビザ獲得にために必要」だったり各試験の受験の必要性というのは異なってくると思うので、今回おすすめした順番はあくまでgeneralな英語力を上げるための1つの目安として参考にしてください。

ちなみに私がTOEFLを最後に受けたのは2015年と結構年数が経ってしまったので、いつか満点目指して再チャレンジしたいと密かにに思っています。皆さんも一緒に英語学習頑張りましょう!!

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