前回に引き続きブルーノマーズの曲で勉強していきます!
【洋楽で英語勉強】の趣旨等については前の記事で説明していますので、まだ見てない方はこちらからどうぞ!
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【洋楽で英語勉強】ブルーノマーズの曲で勉強してみた①
こんにちは、Atsuです。 今回は、私がブルーノ・マーズの24K MAGICを使って勉強した時の知識をもとに、学習の様子 ...
Contents
【洋楽で英語勉強】24K MAGICの歌詞
Oh shit,
I'm a dangerous man with some money in my pocket (keep up)
So many pretty girls around me and they waking up the rocket (keep up)
Why you mad, fix ya face, ain't my fault y'all be jocking (keep up)
Second verse for the hustlas (hustlas) gangsta
Bad bitches and ya ugly ass friends (haha)
Can I preach? (uh oh)×2
I gotta show 'em how a pimp get it in
First, take your sip (sip), do your dip (dip)
Spend your money like money ain't shit (whoop, whoop)
We too fresh
Got to blame in on Jesus
Hashtag blessed, they ain't ready for me
Everywhere I go they be like (ooh, so player ooh)
Ooh, so player ooh
watch me break it down like (uh)
What's that sound?
Don't fight the feeling, invite the feeling
こちらがこの記事で扱うリリックになります!
あらかじめ自分の読めない部分はどこか、何がわからないのか押さえておくとこの記事から得られる気づき等も多くなるかと思います。
【実践編】ブルーノマーズで英語勉強
「くそっ」と言う意味ですね
「俺はdangerousな男だぜ。」
そのあとの「with」は「付帯している状況」を表しています。「with some money in my pocket」で「幾らかのお金がある、in my pocketに」
keep upは「ついていこう」って意味ですよね。基礎レベルの単語帳でも「keep up with somthing」で「〜について行く」っていう意味でよく見たことがあるかと思います。
この時のSo many pretty girls (are) around meの部分は「are」が省略されています。
「waking up the rocket」の部分に関しては自分で調べてください笑
「Why you mad,」この部分もyouのあとのareが省略されています。
「fix ya face,」fixは直す、yaはyourの意味なので、「怒ってるから機嫌直してよ」といったニュアンスになります。
「ain't my fault y'all be jocking」
ここの「ain't」というのは、「be動詞+not」もしくは「have+not」を表す口語表現です。
なので、「it is not my fault」という意味になります。「my fault」は「おれのせい」という意味なので、「おれのせいじゃないよ」と言う意味になります。
「have+not」になるパターンとしては、例えば「I ain't gott time」と言った言い方などをよく聞きます(=I have not got time)。
jokingは「ナンパする、口説く」という意味ですので、「君たちが口説いてるのは俺のせいじゃないよ、君たちだよいつもくどてるのは」と言うニュアンスになります。
isやareとは違う!「Habitual Be」って知ってる?
また、この文で使われている「be」ですが、これはareやis がただただbeになってるわけじゃないんです。
これは、AAVE(African American Vernacular Language)といういわゆる「アフリカ英語(黒人英語の用法→若者言葉)」なんです。
このべの使い方は、「Habitual Be」と呼ばれる特殊なbeの使われ方です。どういうことかというと、「習慣的動作を表すbe」とされています。
「Habitual Be」って何!?Massachusetts大学の実験
これを分かりやすくするためにマサチューセッチュ大学によってある実験が行われました。その実験では、「あるイラスト」を子供達に見せて、子供達がその様子をどのように捉えているかを観察した実験です。「イラスト」とは、
と言う構図のイラストです。※普段アニメなどでクッキーを食べているのはクッキーモンスターですよね。
そのイラストを白人と黒人の子供に見せた時に、先生が2つの質問をしました、
1つ目は「Who is eating cookies?(誰がクッキーを食べている?)」
もちろんクッキーを食べてるのはエルモですから、白人も黒人も「エルモ」という答えでした。そこで、2つ目の質問を投げかけます。
「Who be eating cookies?」
面白いことに、白人の子供と黒人の子供の間でこの質問に対しての答えが割れます。
白人の子供の回答:エルモ
黒人の子供の回答:クッキーモンスター
と言う風に割れました。
つまり、「Who be eating cookies?」と言う質問に対して、黒人の子供の方は「普段からクッキーを食べてるのは誰か?」と言う風に受け取ったんです。
歌詞の解釈に戻りますが、このように、「be」はただ is やareを変えてるだけじゃなくて、「習慣的なもの」と言う新たな意味を付与しています。洋楽のラップとか聞くとこの表現が結構多用されてますから、ぜひ探してみてください。
verseは「メロディー」と言う意味。なので「2nd vers」は「Bメロ」を指しています。ちなみに余談ですがサビは「chorus」と言います。似たような意味で「hook」と言う表現もありますが、これはどちらかと言うと「曲のとりわけ頭に残る部分」と言う意味で、必ずしもサビを指しているわけじゃありません。
次に「hustlas」これは「hustlers」を表していて、「お金持ち」と言った意味を表します。
「あくせく長い時間働いて金を稼ぐ」というよりかは、「効率よく頭を使って短時間で金を稼ぐ」といったニュアンスです。
gangstaは「ギャングスター」です。
bat bitchesは悪い意味で、「女」と言う意味です。なので日本語で言うと、「女性」っていうよりは、「女」って言った時の印象に近いです。
Yaじゃ「your」でuglyは「ブサイク・ブス」と言う意味です。
「ugky ass friends」ここの「ass」は前のuglyを強調していることに注意です。形容詞を強調する時にasss(単体ではケツと言う意味)と言う表現が使われることがあります。なので、「ass friends」という単体での表現があるわけではありません。
他に例えば「fake ass friends(都合のいい時だけ友達ぶる人)」と言う英語での言い方がありますが、この時の「ass」も前の「fake」を強調してるわけです。
preachは「説教する、教える」と言う意味です。
「a pimp」と言う表現ですが、昔は「売春婦を斡旋する人」を指す言葉でした。転じて今では「チャラい男の人」とか、「女ったらし」って意味で使われています。
get it inは「お持ち帰りするの意味です。
take one's sipで「酒をのむ」ということです。sipは「すする」って意味ですからね。
「do your dip」=「噛みタバコをやる」がアメリカで流行ってる!?
次に、「do your dip」とい言う表現がありますが、私はこの「dip」って何か知らなかったので、アメリカ人の友達に聞いて見ました。すると彼曰く、今アメリカでは噛むタバコと言うのが流行ってるらしいんですね。
そのタバコと言うのは、噛んだ後に「ぺっ」と出すらしいのですがその吐き出す動作のことを指して「dipしろよ」と言ってるのではないか、と言う話でした。私は実際に噛みタバコを見たことないからわからないので、もし知っている人がいたら教えてください。
spend momeyで「金を使う」
shitというのは、「something」を表してます。「I don't need the sip.」で「俺はそれいらねーよ」のような感じで日常的に使われます。つまり、「お金がsomethingじゃないかのように使え、物じゃないかのように使え」=「金を使いまくれ」と言うニュアンスになりますね。
※「ain't」はさきほど解説した通り「money is not shit」ということ
ここではweのあとに「are」の省略がされていますね。「文全体に与える意味が少ない」、故に語調を整える目的で省略されています。
「got to」は「have got to (have to)」の省略表現で、「〜しなければいけない」と言う意味です。
blame A on Bで「AをBのせいにする」と言う意味です。
hashtagはSNSで使われる#のことで、
blessedは「神のご加護を受ける」という意味ですので、「happy(幸せ)」と言う意味になります。
「everywhere S V」で「SがVするところはどこでも」なので、「俺が行くとこどこでも」と言う意味になります。
次の「they be like」ですが、ここではまた「Habitual Be」が使われています。習慣的な動作を表す「be」のことでしたね。なので、「いっつもこうなるんだよ」と言う意味になります。
「めっちゃプレイヤーだね」と言う意味で、「こういう風にみんなが言うんだよ」って意味ですね。
break it downで「ダンスする」と言う意味です。「知覚動詞+名詞+動詞」のときに「名詞が動詞するのを知覚する」と言うルールがありましたね。なのでここは「私がbreak it dawnしてるの見て」と言う意味です。
fight Aで「Aと喧嘩する」です。なので、「feelingと喧嘩する」のではなく、「feelingを招き入れろ」とこう言う意味になります。
おわり
以上、「ブルーノマーズの曲を使って勉強してみた」でした!
私が普段から英語の基礎として常々重要と唱えてる「英単語」と「英文法」、この2つを普段の私は学習の際どこまで深掘りしているのか、と言った部分が伝わって、皆さんの普段お学習に少しでも役立てられれば嬉しいです。
このブログで初めての試みになるので、何か感想いただければ次回以降のこのシリーズの参考にさせていただきますので、ツイッター等でメッセージの方是非是非お願いします!
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