こんにちは、Atsuです。
前回の記事に引き続いて、暗記方法の話第二弾です!
私が過去に最も大量の暗記を必要とした場面は、USCPA(米国公認会計士)を受験した時でした。その際に抱えていた暗記の問題点として
という3つを認識していました。
この記事では、問題点の二つ目である「情報が似ていて暗記時に混乱してしまう」という問題に対して、具体的にどうやって私が対処してきたかについてお話しします!
みなさんそれぞれ専門にしている分野は違うと思いますが、どんな勉強内容でも普遍的に使えるテクニックになっています。記憶力が悪いと諦めていた人は必見の内容ですよ:)
Contents
【原因】暗記が辛いのは情報が似ているから!?文字の羅列を見るとうんざりする
暗記時に「情報が似ている」ことが、効率的な暗記を妨げている大きな原因の一つです。
例えば、このようにテクストを開いた時に左がページ1で右がページ2だったとしましょう。
写真のように情報が文字として横書きで記述されているとしますよね。確かに、書いてある内容は違います。ただ、全てが文字情報なのでぱっと見は、1ページと2ページで、正直同じに見えてしまいます。
大抵のテキストというのは、文字情報で構成されているので、速読能力みたいなものがない限り全部似た情報として認識してしまいます。なので、復習する際に毎回文字情報を解釈する必要があって時間がかかる上、いざ思い出そうとした時も文字の羅列という記憶しかないと、思い出す取っ掛かりになるものがなさすぎて思い出せないんです。
そこで、情報が似ているのが問題なんだったら、似ていないようにする(=特徴付ける)という作業が大事になってきます。
【暗記を困難にさせてる原因②】情報が似ている
【解決策】情報を似ていない状態(=ユニーク)にしてあげる
【解決策】特徴的な書き込みで文字情報を一気にユニークに
ズバリそのページを一言で言うと!?
では、文字情報の羅列をユニークにしてあげるためにはどうしたらいいのか。私がよく行なっていた方法は「そのページに書いてある内容を一言で言うとなんなのか」、「タイトルをつけてあげるとしたら何がいいの」を考え、ページ上部に目立つように書き込んでいました。
このように、細かい黒字の文字が並ぶ中で”Statute of Limit”(ページ左上)と書き込んであると、すごく目立ちますよね?否が応でも目に入ります
これだけ特徴だって目立って書いてあると、ページを閉じた後も、「あ、なんか”State of Limit”って書いたページがあったな。確かあの内容って...。」こんな風に記憶に残るんです。また復習の際にも、この書き込みのおかげで、毎回文字情報を一から解釈するのではなくページ全体の内容に当たりをつけてから学習できるのですごく効率的です。
絵を描いてページをユニークに
ページをユニークにするために行なっていたことは文字を上から派手に書き込むことだけではありません。他にやっていた方法は、「絵を書き込む」と言うことです。
さっきの画像の右下部分を見ていただくとわかると思いますが、こんな感じで例えば人の絵なんかを描くと「あ、なんか人の絵書いたよな。あれってたしか〜〜っていう内容で...」と言うように、思い出す際の大きな取っ掛かりになり記憶の定着につながります。
加えて、こうしてイラストを描くと特徴づいて暗記しやすくなるのはもちろん、内容の理解にも直接的に役立ちます。画像右ページの部分は、ざっくりと説明すると「複数人の間での商売のやり取りの中、誰が誰に金額を支払うか」といったルール決めに関して説明してるページなのですが、登場人物がたくさん出てきて文字だけで内容を理解しようとするとものすごく混乱してくるんです。
ただ、こうやってイラストを添えて上げるとすごくシンプルにそれぞれの関係性がイメージとして頭に入ってきやすくなります。
テスト本番でも、問題を解く時に思い出す内容って結局文字の羅列じゃなくてこういったイメージを頼りに問題を解くことが非常に多いです。
少し内容理解が難しいなと感じるページにはこうやってイラストを描くと、ページに個性が出て面白みも出ますし、暗記という作業がただ文字情報を解釈するものから一気に楽いものになります。
まとめ
暗記シリーズ第二弾でした!
【暗記を困難にさせている三大要素】
①時間が経つと忘れる
②情報が似ている
③情報の量が多い
【原因②】情報が似ている
【解決策】ページをユニークにする
【具体的方法】
・一言で言うと。タイトルを書き込む
・イラストを描き足す
単語帳もそうですが、私が使用したテキストを誰かに見せるとそのあまりの書き込みの多さに驚かれます。
テキストは最後まで綺麗に使いたい、と言う人もいますが、私は書き込みまくって、世界に一つの自分だけのテキストを作成するつもりで勉強する方が記憶にも残るし、結果的に理解も早まると思っています。テキストになんとも言えぬ愛着もわきます。笑
また、今回は「似ている方法を暗記するためのコツ」について話しましたが、実は、暗記法第三弾でお話する「情報の量が多い」を解決する手段もまた、似た情報を覚えやすくするテクニックにつながってきますので、そちらも合わせてぜひチェックしてださい:)