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私がTOEFL iBTのライティングで29点取得した勉強法~試験を徹底的に知る編

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こんにちは!ATSUです。

今回はTOEFL iBTのライティングセクションについてのお話です。試験である以上、ただなんとなくライティングの練習をするのと、試験の形式や採点基準を意識して練習するのとではその効果が全く変わってきます。

しかし、実際誰がどのような基準に従って採点しているのか詳しく知らないまま勉強をしている人、意外といるのではないでしょうか?

この記事を読んで、TOEFL iBTのライティングに関する十分な知識を揃えてから試験対策を行い、効率的に得点アップを目指しましょう!

TOEFL iBTのライティング形式を知ろう!


TOEFL iBTのライティングは以下二つの問題から構成されます。

  • Integrated writing(複合問題)
  • Independent writing(独立問題)

それぞれ見ていきましょう。

Integrated writing(総合問題)

Integrated writing(総合問題)は読んだ内容と聞いた内容を関連づけて、その要約を20分という時間制限の中で作成する問題です。

「読む」「聞く」「書く」の3つの技能を問う問題なので総合問題と言われています。

具体的な流れとしては

まずリーディングを読む時間が3分間与えられ、その後2分程度のリスニング(講義形式)を聞いたあと、それら2つの内容を20分でまとめて書く

ことになります。

書いている途中に最初に読んだリーディングは読めるため、重要なのは一度しか聞けないリスニングの部分になります。

語数の目安は 問題文によると150 語~225 語です。文字数に関しては後ほど話します。

Independent writing(個別問題)

Independent Writingは

"Do you agree or disagree?"「あなたは賛成か反対か」

といったいわゆるよくある英作文の問題です。

これを自分の意見含めて、30分という時間制限の中で論理的に正しい英語で書く能力が問われています。

語数の目安300 語と言われていますが、高得点を狙うにはこれよりも100~200字多く書く必要があります。文字数と得点の関係については後ほど話しますね。

ライティングは誰がどうやって採点してる?

ライティング採点者は2人いる

TOEFL iBTのライティングって、そもそもだれが採点しているか気になりませんか?

ライティングにおいて、あなたの最大の敵は採点者です。その採点者からいかに点数を取るかが重要になりますので、これを知ることは点数アップにつながるはずです。

さて、だれが採点しているかを調べるために、ETS(TOEFLの問題制作会社)のホームページを覗いてみました。するとこのように書いています。

“Writing の個別課題と総合課題では、自動採点技術である eRater® と人間による採点を併用します。内容や意味は人間が判断し、言語的な特徴は自動採点することで、一貫した質の高い採点が保証されます。”

引用:https://www.ets.org/jp/toefl/ibt/scores/understand

eRaterと人間による採点の併用

ここ、すごい重要ですね。

そうなんです、TOEFL iBTのライティングって、人間だけでなeRaterと呼ばれる、いわゆる自動採点プログラムが採点するようになっているんです。なので採点者は2人いると書きましたが、正確に言えば人間の採点者が1人と、自動採点プログラムが1つあるということになります。

ライティングスコアの計算方法

TOEFL iBTのライティングでは、採点者が2人いることがわかりました。それでは、最終的な点数はどのように計算されるのでしょうか。

TOEFL iBTのライティングでは、人間の採点者とeRaterがそれぞれ0から5点のスコアをIndependentとIntegratedそれぞれに対して計算し、その平均から下の表を使用して点数が割り出されます。

例えば、

Integrated
人間の採点者: 3点
eRater: 4点
Integrated平均: 3.5点Independent
人間の採点者: 3点
eRater: 3点
Independent平均: 3.0点

であれば、最終的なライティングの得点は2つの平均なので

(Integrated の得点+ Independentの得点)/2
= (3.5 + 3.0)/2
= 3.25
= 21点

となります。

eRaterっては一体何を見て採点しているのか?


eRaterってプログラムなのに、そもそもライティングの採点なんて出来るの?どうやって点数つけてるの?と気になる人も多いと思うので、eRaterが何を見ているかについても公開しちゃいます。

ほとんどの人が知らないと思いますが、eRaterが何をどのように見て点数をつけているかはETSが研究記事(英語)を出しています。

その記事によると、以下が採点ポイントとなります。

Grammar score~文法
SVOなどの文法構造のエラーの有無Mechanics score~スペル
スペリングエラーなどUsage score~用法
冠詞のエラーや混同された単語エラー
(tooであるべきところがtoと間違ってしまっている)Style score~スタイル
同じ単語の繰り返しや、長すぎ、短すぎの文章数Lexical complexity score~語彙の複雑さ
使用される単語レベル

Organizational/development score~文章展開
背景、主張、アイディア、サポート、結論に関する文章の有無

Prompt-specific vocabulary usage score~語彙選択、使用
語彙の選択や、同トピックに対して書かれたモデルエッセイで使用されている語彙との比較

引用:https://www.ets.org/Media/Research/pdf/RD_Connections2.pdf

https://www.ets.org/research/topics/as_nlp/writing_quality/

これらを見ると、単純なエラー(間違い)や形式的な部分に対してeRaterが興味を示すことが分かると思います。

単なるプログラムであることからもう予想出来ていた方も多いかもしれませんが、文章の内容や主張の論理性などはあまり見ておらず、ものすごい単純な側面からしかライティング能力を測定していません。

また研究記事の最後には、このように書いています。

“In addition to these seven score categories, essay length also may be considered and weighted in a controlled way.”
これら7つのスコアカテゴリーに加えて、エッセイの長さも制御された方法のもと考慮される可能性があります。

考慮される可能性があります、と言っていますが、実際いつもかなり考慮されます(笑)。

TOEFL iBTライティングにおける文字数の重要性についても見てみましょう。

文字数が多い方が高得点になりやすい説

TOEFL iBTのライティングでいつも議論になること、それは文字数です。

一応問題文によるとIntegratedは150 語~225 語、Independentは300語が目安です。

しかし、特にIndependentの方は、実際これくらいの文字数で書いても、中々高得点が出ません。これは

・eRaterが文字数を考慮することをETSが暗示していること
・私も含め多くの受験者が文字数を増やすことによって点数アップを達成したこと

などをみて、文字数が多い方が高得点になりやすい説は、Independentに関してはほぼ間違いないと言っていいと思います。

Integratedにおける文字数についても色々調べましたが、eRaterからの採点において重要な要因であることは間違いありませんが、文字数は多いと点数が高くなるというわけではないようです。

私がオススメする文字数はコレ

上記のことを踏まえて私がTOEFL iBTのライティングでオススメする文字数は

Integrated 約280語
Independent 約400~500語

です。

理由は多くのリサーチの結果これくらいの文字数で28点以上獲得した人が多いことと、実際に自分がこれで29点取得できたことがありあます。必ずこの文字数でなくてはいけないというわけではないので、参考程度にしてください。

まとめ

今回はTOEFL iBTのライティングセクションについてお話しました。

ライティングの概要から、実際に自分がどのようなアプローチで対策し、勉強してきたかお分かりいただけたでしょうか。皆さんがTOEFL iBTのライティングの勉強法、書き方を理解する上で、少しでも本記事がお役に立てれば嬉しく思います。

しっかりと対策すれば、ライティングの得点は必ず上がります。

頑張っていきましょう!

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