こんにちは、Atsuです!
英語のスピーキング力を伸ばす上で私自身間違いなく一番役に立ったと自信を持って言える練習方法がこれまで何度もお話ししている「独り言」です。
しかし、「独り言」はスピーキングに効くという話をすると、「独り言をやろうとすると頭で思っていることを単語を知らないために英語にできないことがあり、そのたびに止まってしまう」,/b.という問題点を抱える人が結構いるみたいです。
そこで、今回は「適切な表現を知らなくても英語は話せる(=スピーキングの練習はできる)」という話をしたいと思います!
Contents
【前提】英語のアウトプットはインプット(知識量)に左右されるということ
知らない人向けに簡単に説明すると、「独り言」とは「目の前に誰かがいると仮定して、英語を話す練習をすること」です。なので、基本的にはインプットした知識を外に出す練習ということになります。
故に、「独り言」できる範囲というのは自分の知識量に常に左右されることになります。自分の知らない知識はどうやってもアウトプットしようがありません。
【解決策】文法知識でレバレッジ→制限された単語量で文を作成
しかし、言いたいことがあるのにもかかわらず、知らない表現があるせいでアウトプットできないケースの時、そこでアウトプットの機会を諦めていたのではいつまでたってもスムーズに英語を使えるようになるための練習はできません。
それではどうすればいいのか。
それは、
ということです。どういうことかというと、
「あ、この単語知らないや」
「これって英語でなんて言うかわからない」
独り言中にこういった場面に出くわすことは非常によくありますが、基本的に文法の基礎があれば、特定の単語を知らなくても、表現は可能です。文法知識を活用して「表現を自分で作ることによって」その知識不足を解消するこができます。次の章では具体的に英文を用いて説明していきます。
【reprimand(を叱る)という表現を知らない】英検1級レベルの単語を知らなくても中学レベルでOKな理由
例えば、
Hopefully she’ll get reprimanded for it.
彼女がちゃんと責められることを願うよ(ミス等を犯したため)
といったような文を言いたいと思ったが、”reprimand”という単語を知らないために作れない、と言う状況を仮定しましょう。“reprimand”は「〜を叱る」という、英検1級レベルの単語です。
しかしここで「あ、叱る、って単語知らないや」と判断してアウトプットを諦めることは、学習の機会を放棄することとイコールで、これでは言うまでもなく英語力向上に繋がりません。また、ネットや辞書で意味を調べることも大切ですが、その前に「今の自分の持っている知識で何か言えないかな」、と考える機会を設けて欲しいのです。
こんな場面で、例えば私だったら以下のような文を作ります。
Hopefully someone can let her know her mistake face to face so that she can feel sorry about it.
誰かが彼女のミスを面と向かって教えて、彼女が申し訳なく思えるようにしてやれるといいな
どうですか?” reprimand” という単語を使わず、最初に伝えたかったな文章を見事作ることができました。
2番目の文は中学英語レベルの単語+高校文法(私の言う文法の基礎)の知識のみで構成されています。
【断言】自分が思ってるよりも英語は話せる〜英語表現の知識不足は基礎文法と基本単語で補える
このように、表現の知識不足は基本的に簡単な単語と文法基礎でほぼ補えます。
「独り言」の際は知識がないから無理と諦めるのではなく、同等の表現を作る練習をしましょう。表現の知識不足を理由にアウトプットの機会を放棄していたら、いつまでたっても現在持っている知識を吐き出す練習はできないからです。
確かに、先ほどの例でいうと”reprimand”を使用した文の方が文章としてはスマートで良い文なのかもしれません。ただ、後者の文でも、実際の会話などで自分の言いたいことは十分相手に伝わりますし。逆にこのような文法の応用的なアウトプット力を持っていないと今後、いくら適切な表現を知っていったとしてもスムーズにその表現を使うことは難しいです。
英語の勉強においてインプットはもちろん大事です。この記事で紹介したコツを意識したアウトプットの練習と新しい知識を吸収することを並行して行なっていき、またそれを普段の独り言の中で使う練習を行う、という学習のスタンスを確立するとスピーキング力は確実に伸びて行きます。
これでもう試験は怖くない!確実に知っている知識で勝負する方法
最後に、「制限された知識の中でアウトプットする練習」のメリットについて、「英語の資格試験」という観点からお話ししたいと思います。
英語の資格試験、とくにTOEFLやIELTSのように、「スピーキング・ライティング」技能を試される試験において、普段から「知っている知識で文章を作る」練習方法を行なっていると、ものすごく役に立つんです。というのも、このような試験っていうのはスペルミスなどの「減点方式」を採用方法の一部に組み込んでいることがほとんどです。難しい単語をたくさん使った方が得点が高くなる、とかそういった基準で採点されることはありません。
故に、私たちがとるべき戦略というのは
「いかにミスをしないか」
「確実に間違いのない英語を使う」
という意識で解答を作成することが大事になってきます。となると、試験で
「この英語の表現、ネイティブ的に合ってるか微妙だな」
「この単語のスペル曖昧だけど、書いちゃえ」
という態度は、試験では絶対に避けるべきです。このように感じる場合も、私は普段から自分の知識でやりくりする癖をつけていたので、「確実に正解だとわかる表現」で立ち回りしてくることができました。
ライティングやスピーキングの成績がイマイチ振るわないという人は、今回紹介したことを意識してアウトプットの練習を続けてみてください。きっと点数にもいい変化が現れるはずです。
また、よかったら今日お話ししたtipsをオンライン英会話などで使ってみてください!私も学生時代使い倒していたサービスで、今は無料体験サービスもやっているのでぜひ。
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おわり
「知らない英語表現があっても英語は話せる」という話でした!
知らない表現を避けて自分の知っている知識の中でやりくりする練習って、最初はなんだか面倒臭そうに感じるかもしれませんが、この練習が身についてくると「思った以上に英語が話せている自分」に気づくことできるはずです。飛躍的に相手に伝えられる情報量が増え、英語を話す面白みもグッと増すはずです。
ただ、ひとつ勘違いして欲しく無いのは「語彙を増やそうとするという意識はとても大切なこと」だということです。私は英語学習で一番大切なことは英単語暗記だと考えているくらい、豊富な語彙を持っていることは大切だと思っています。私自身常に語彙を増やそうと意識しています。
今回は「語彙不足を理由にアウトプットの機会を放棄してしまうべきでは無い」という主張と、それを学習に反映させる具体的方法についての話なので、そこだけ間違えないようにしてください!
移動中、電車の待ち時間、お風呂の中、「なんか他に言い方ないかな」と考える練習は場所を選ばずどこでもできることなので、習慣化させて英語力を飛躍的にアップさせていきましょう。
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