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アプリを活用してすきま時間を有効活用しよう!
英語学習における効果的なコツとして、すきま時間の活用があります。通勤・通学時間に英単語帳をペラペラとめくって勉強している人とただぼーっとしている人では、長期的な視野で見たときに勉強時間に大きな差が出てきます。1日5分のすきま時間も継続すると1か月で約2時間半もの時間になります。英語学習者としては、すきま時間を活かさない手はありません。
ただ、すきま時間の活用法として英単語帳をめくる以外の選択肢を知らない人も多いのではないでしょうか。たしかに英単語帳を確認するだけでも効果はありますが、単調な作業であるが故になかなか作業を始める気にならないという現象に陥ってしまうこともしばしば。
そんな悩みを解消するツールとして、スマホアプリがあります。最近では多種多様な英語学習用アプリがリリースされており、すきま時間に楽しく英語学習を進められるようになってきています。
しかも、大体のスマホアプリは基本無料でリリースされているので、英語をもっと気軽に勉強したい人にとっても大きな味方になってくれます。
今回は、あなたのすきま時間を有意義にしてくれる英語学習アプリのなかからリーディングにフォーカスしたうえで、おすすめ英語リーディングアプリを7選ご紹介します。
英語リーディングアプリの種類
英語リーディングアプリには、大きく分けて二つの種類があります。英語学習向けに作られたアプリと、英語で書かれたニュース記事を集めたアプリです。
自分に合った英語リーディングアプリを活用することで、あなたのすきま時間の生産性は最高のものとなります。そのため、実際のアプリ紹介の前にそれぞれの種類のメリットを整理しておきましょう。(用途が決まっていてどんなアプリがあるのかだけを知りたい方は読み飛ばしていただいてかまいません。)
英語リーディングアプリの種類|英語学習サポート系
英語学習サポート系は、特に初心者におすすめの英語リーディングアプリです。英単語の意味をその場で確認することができたり、英文がレベル別に分けられていたり、日本語訳がついていたりと、英語のリーディングを補助するような機能がついているため英語初心者でも無理なく学習を進めることができます。
また、自分の英文を読む速さ(WPM)を計測してくれる機能がついているような速読力向上にはもってこいのアプリもあります。そのため、英語のリーディングにまずは慣れたい、好きになりたいという方は英語学習サポート系のアプリから始めてみることをおすすめします。
英語リーディングアプリの種類|英語記事まとめ系
英語記事まとめ系は、本格的な英文に挑戦したい方におすすめです。英語記事まとめ系のメリットは、自分の興味のある記事に出会える可能性が高い点です。
英語学習サポート系はたしかに便利ですが、無料版だとどうしても記事数に限りがあり、上達してくると窮屈になってくる傾向にあります。もちろん数百円の課金をすれば自由度は上がりますが、補助なしで読めるようになってきたのであれば、英語記事まとめ系のアプリに移行することでコストをかけずに英語記事を楽しめるようになります。
Atsueigo厳選おすすめ英語リーディングアプリ7選
VOA Pod
BuzzFeed
The Japan Times
ScanNews
StudyNow
BBCNews
NHK World Japan
英語リーディングアプリの活用法
ご紹介してきたアプリを最大限活用するために知っておきたいこととして、多読と精読の違いがあります。以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ読んでみてください。
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【多読編】英語のリーディング勉強法を徹底解説〜正しい多読のやり方
こんにちは!ATSUです。 「TOEICのリーディングで高点数を取りたい!」、「海外の小説を原文で読んでみたい!」等、み ...
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【精読編】英語のリーディング勉強法を徹底解説〜英語はこうして読めるようになる
こんにちは!ATSUです。 前回の長文読解勉強法の記事では、多読のメリットを分析することで、リーディングの勉強は「精読」 ...
ここで確認しておきたいのは、英語リーディングアプリでのリーディングは「多読」だということです。つまり、一文ごとに丁寧に構造を理解して和訳していくのではなく、スラスラとスピード感を保ちながら読むのです。
多読をこなすためにおさえておきたいコツを4つご紹介します。
和訳に頼りすぎない
今回ご紹介したアプリの中には、和訳が同時記載されている機能や即座に和訳を参照できる機能など便利な機能を持ったものも多いです。
もちろん、リーディングに自信がない初心者のうちはそれらの機能を活用して英文を読むことへの抵抗を無くしていくことも大事です。
しかし、力がついてきたのにもかかわらず和訳を逐一参照することはあまりおすすめできません。和訳に頼るクセがついてしまうと、つい英語を日本語で捉えるクセがついてしまい、英語を英語でスラスラ考えるネイティブのような「英語脳」にたどり着くことが困難になってしまいます。
そのため、本文の全訳に頼るのは一回ざっと補助なしで読んだあとにするなどの工夫をして、簡単に和訳に頼るようなクセをつけないように意識しましょう。
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【英語脳】英語がペラペラに話せるようになるまでのプロセスと練習法
学生、社会人から主婦の方まで、英語をペラペラに話せるようになりたいという方は多いと思います。そこで今回は、英語の勉強を1 ...
辞書に頼りすぎない
この項目も和訳に頼り過ぎない考え方に近いですが、主な目的は単語を文脈から推測する力をつけるためです。
多読においては、多くの英文を速やかに読むことが大事です。そうして経験を積むことで英語リーディングに対しての確固たる実力と自信が醸成され、結果としてどんな英文でもスラスラ読めるようになるのです。
辞書に逐一頼ることは、速やかに読むことの妨げになります。もちろんそれは辞書を参照している時間が無駄であるという意味合いもありますが、辞書に頼ることで文脈から未知単語を推測する「多読力」の基礎が育たないという意味合いもあります。
この「多読力」の基礎が育たない限り、未知の英文を速く読むことは難しいです。そのため、普段から未知の単語が出てきてもすぐには辞書をひかずに一旦推測してみるといった意識を持つことをおすすめします。
分からないところは避けずに理解する
前半二つのコツで、極力辞書を使わずに和訳無しで英文を読むことをおすすめしてきましたが、分からない部分を分からないままにしておくことは厳禁です。
もし速度だけを意識して分からない箇所を飛ばしてしまうと、なぜ分からなかったのか・分からなかった箇所の意味は何だったのかといった問題を考えずに進んでしまうことになり、結果として成長に繋がらなくなってしまいます。
読んでいるときは速読と「英語脳」を意識しつつ、読み終わったら分からなかった部分を深堀していくことで、効率的な成長に繋がります。
例えば、一周目のリーディングは速さと全体の要旨把握を心がけてざっと読んだうえで、二周目で分からなかった部分を調べるといった方法が有効です。
返り読みは避ける
英語リーディングのスピードが伸び悩んでいる人の特徴として、返り読みが挙げられます。返り読みとは、その名の通り英文を遡って読むことです。複雑な構文を見分ける能力を要する精読をする際ならまだしも、多読において返り読みをしてしまうことは大きな時間的ロスになります。
なぜ返り読みをしてしまうかというと、脳が少しでも日本語的に捉えようとしているからです。英語の文法は、日本語の文法とは大きく異なります。特に語順に関しては、日本の英語学習者を大きく苦しませるファクターと言えるでしょう。
しかし、いつまでも日本語的文法の枠組みで捉えようとすると、英語を英語で考える「英語脳」の獲得には至りませんし、結果として英語リーディングスピードの伸び悩みに繋がります。
そのため、普段から意識して返り読みを防ぐようにしましょう。コツは、読んだ部分を手で隠しながら読み進めることです。こうすることで、強制的に返り読みをしない状況を作るのです。
その点、スマホアプリならスクロールで前の文を隠せますし、手を使って強制的に文章を進めることもできますよね。そういった意味でもスマホアプリは多読にはもってこいのツールであると言えます。
英語アプリでいつでもどこでも英語学習を
スマホアプリはいつでもどこでも気軽に英語リーディングを練習できる格好のツールです。ご紹介した多読で意識するコツをしっかり活用しつつ、自分に合ったアプリで英文を読んでみましょう。
一日たった五分でも、一か月、一年と続けていけば膨大な時間になります。英語力と自信は勉強時間との間に正の相関があります。
ぜひ楽しくコツコツとリーディングを勉強するきっかけにしてくださいね。
また、英語のリーディングアプリでは物足りないという人は、リーディング力をさらに向上させるためにウェブサイトや教材・洋書を使ってみるのも手です。
以下の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください!
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