こんにちは!ATSUです。
今回は、英語のライティングのコツについてお話ししたいと思います。
「ライティングを書く時に何を書いていいか迷う」と悩んでいる人、たくさんいるのではないでしょうか?私も初めて英作文の練習を始めた時は、書き方も練習方法も分からず、内容を考えるだけで精一杯でした。
しかし、あるコツをおさえて、その書き方で練習をすることで、ライティングは一気に出来るようになります。そこで今回は、私が英検1級、TOEFL、IELTSのすべてで実践し、結果を出した「英作文のコツ」についてお話します!
Contents
そもそもライティングが書けない理由って何?
英語ライティングのコツについてお話する前に、そもそも英作文が書けない理由って何かを考えましょう。
単純に英文作成ができない、書き方や勉強法が分からないなど、さまざまな理由があると思います。しかし、一番の大きな原因は、そもそも問題に対して
ことだと思います。
英作文を行う際に、
「〜についてどう思いますか?また何故そう思いますか?」
という問題が出されても、
「いや〜、どっちかといえば賛成、、、かな?」
「具体的な理由って言われてもなぁ、、、」
と感じてしまったこと、ありませんか?それこそがまさに、私の考える英作文、ライティングの大きな問題点です。
つまり、「アイディアを構築することに時間がかかってしまう」のです。
ここに時間がかかってしまうと、時間内に書き終えることが難しくなると同時に、時間のプレッシャーから文法やスペルのミスも増えてきます。
しかし、これにはコツがあります。そして
これがライティングにおける基本的な戦略、心構えです。
確かに、アイディアをよく練ったうえで、良い内容を書こうとすることは、素晴らしいことです。ただみなさんに思い出して欲しいのは、今取り組んでいるのはあくまでも「英語」であり、正しい英語を書くことが第一優先であるということです。
それではどんなコツがあるのでしょうか。
英語試験でのライティングのコツは「お金」「時間」「健康」に関連づけること
英作文をサクサクと進めるコツは、常に3つのトピックに関連づけることです。
その3つのトピックとは、
- お金
- 時間・効率
- 健康
この3つです。常にこの3つに関連づけられないか考えながら文章を構築していきます。驚くほど、英作文が楽になります。
実際にTOEFL iBTの問題を使って実践してみたいと思います!
【実践編】英語ライティングのコツでTOEFLを解いてみた
以下はTOEFLの公式サイトに掲載されている問題です。
Question: Do you agree or disagree with the following statement?
“A teacher’s ability to relate well with students is more important than excellent knowledge of the subject being taught.”
Use specific reasons and examples to support your answer.
訳:「あなたは以下の主張に賛成しますか?反対しますか?"先生が生徒と良好な関係を築く能力は、指導する教科に関する優れた知識よりも重要である"。」
賛成と反対を聞く、皆さんお馴染みの出題形式です。
ちなみに英作文では必ず、賛成か反対かなど白黒明確に自分の意見を述べましょう。どっちつかずという立場をとってしまうと、どうしても書きにくくなってしまう傾向にあります。
それでは今回はこの問題に対して賛成する立場をとって、3つのトピックに関連付けていこうと思います。
お金
まずは「お金」ですね。
【私の意見】
「教師と生徒が良好な関係を構築すること」は学生の将来の給料を増加させます。それは生徒のコミュニケーションスキルの向上につながります。コミュニケーション能力が高い人というのは、給料が高い傾向にあります。お金を稼ぐという行為は、良い人生を送る中で、重要な要素の一つです。
また、私の会計ファームでは、高いポジションの上司はとてもたくさんのお金を稼いでいます。なぜそんなにもたくさんのお金を稼ぐことができているのかというと、高いポジションにいる人は、たくさんの人と良好な関係を築く必要があります。
彼らは高いコミュニケーション能力を持っていることにより、たくさんのお金を稼げているのです。なので「教師と生徒が良好な関係を構築すること」は重要です。
こんな感じですね。
結構無理やりな気もしますが、これで良いんです。
という流れです。
英語で書くとこんな感じになると思います。
First, teachers’ ability to establish a positive relationship with students contributes to enhancing students’ communication skills, leading to an increase in their future income. For example, I work for one of the biggest consulting firms in the United States and partners, those in the highest position at the firm, earn more than one million dollars annually. This seemingly too much salary is justified by their amazing communication skills, which allow them to establish rapport with clients and bring more jobs to the firm. Considering that childhood is critical to foster such skills, there is no doubt teachers’ capability to relate well with students is more important than anything.
【日本語訳】
「第一に、教師が生徒と良好な関係を築く能力は学生のコミュニケーション能力を高め、それは彼らの将来の所得増加につながります。例えば、私はアメリカ大手のコンサルティング事務所に勤めていますが、会社において最高位のパートナーたちは年間100万ドル以上稼いでいます。この一見高すぎる給与は、彼らの素晴らしいコミュニケーション能力によって生まれる顧客との良好な関係と、それによって会社にもたらされる仕事によって正当化されます。こうしたスキルの育成には子供の時がとても重要であることから、教師の学生と関係を築く能力は何よりも重要なのは疑いの余地もありません。」
2.時間、効率
次は「時間、効率」の観点から考えてみましょう。
【私の意見】
時間・効率という観点で見たとき、「教師と生徒が良好な関係を構築すること」は時間の節約につながります。なぜそう言えるかというと、良好な関係を築くことで、お互いの理解が高まり、学生は先生の指示を受け入れるようになります。そのため、相手に理解を求めるために時間を無駄にする必要がなくなり、教育における効率が上がります。
いかがでしょうか。
という流れです。
英語だとこんな感じです。
Second, a healthy relationship between teachers and students acts as a precursor to efficient education. As a case in point, when I was a primary school student, there was a popular teacher who always spent lunchtime with his students and successfully made a relationship founded on trust. Due to this, every single student paid attention during his class while they often got distracted in others’ and teachers in charge often had to waste some time to calm down the chaotic situation. As excellent knowledge taught is valuable only when it is listened to, it is obvious that ability to relate well is more critical for teachers than their knowledge.
【日本語訳】
「第二に、先生と生徒の健全な関係は、効率の良い教育を実現します。良い例として、私が小学生だった時、いつも学生と昼食を共にして、信頼に基づいた関係を上手に形成した人気のある先生が居ました。そのおかげで、学生はみな彼の授業中しっかりと話しを聞いていましたが、ほかの教師の授業では注意が散漫し、先生たちはその混沌とした状況を落ち着かせるために時間をしばしば浪費しなくてはなりませんでした。教える素晴らしい知識は相手に聞かれて初めて価値があるものなので、知識よりも関係構築能力がより重要であることは明白でしょう。」
3.健康
最後は「健康」の観点から考えてみましょう。
「教師と生徒が良好な関係を構築すること」は学生の精神面で良い影響を与えます。例えば、ケンブリッジ大学から出ているリサーチペーパーによると、先生が生徒に継続的なコーチングを行うと、生徒のメンタルヘルスの安定性は向上することがわかっています。私も高校生の時に進路に迷っていましたが、普段から話しかけてくれる先生が相談に乗ってくれて、そのおかげで迷いなく大学進学を決めることができました。
となります。
英語だとこんな感じ。
以上です!!!
みなさん読んで分かったと思いますが、これらの主張はツッコミどころ満載です(笑)
「アメリカのコンサル会社で働いている」
「先生が進路相談をしてくれた話」
などなど、これらは全て架空の話で、私の妄想です。
しかし、それで良いんです。繰り返しになりますがこれはあくまで英語の試験であり、
を見られています。
あなたの英語以外の知識、能力を問う試験ではありません。
また、YouTubeの動画では、 私が初めてQuestionを見たときに、実際どのようなスピード感でこのアイディアを思いついているのか、またdisagreeした場合はどのようなサポーティングアイディアになるのかについても話していますので、ぜひ合わせてご覧になってください!!
まとめ
みなさん、英作文のコツについて理解することができたでしょうか?
この書き方で普段から練習すれば、どのような試験であれ、スムーズに英作文を完成させることができるはずです。
英語学習のビギナーの方たちは、英作文は何を書けばいいかわからないという方も多くいらっしゃると思います。でもこれからは、この3つのトピックを意識するところから始めれば、きっとライティングの勉強が捗るはずです。
ぜひ今日私が紹介した英作文のコツを普段のライティングの練習に取り入れて、役立ててみてください!それでは。