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【英語プレゼン完全攻略】始め方から締めまでの本格フレーズと構成・スライド作成法

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英語でプレゼンするといっても、どのように作ればいいのかという構成面での不安や、どんな英語を使えばいいのかというフレーズ面での不安がありますよね。

そこで今回は、豪州の大企業で勤務しプレゼンを幾度も経験してきた私Atsuが、英語でプレゼンをする時のコツとネイティブ顔負けの本格フレーズをご紹介します。

この記事に沿って準備するだけで、本格的なプレゼンが出来るようになること間違いなしです!

英語プレゼンを準備する前に頭に入れておいた方が良いこと

相手は何も知らないことが前提

聴衆は思っている以上に、自分が当たり前だと思っている前提を認識していないということを念頭に置きましょう。

作っている本人は時間をかけてプレゼンを準備しているわけで、伝えたいことの順序がクリアに頭の中に形成されていると思います。
しかし、聴衆にとってはまっさらな紙にあなたのプレゼンからのさまざまな情報を取り入れていき、その紙を頭の中で完成させていくといったイメージです。


知っていて当たり前と考えて説明を省略することは、落とし穴となります。
聴衆は分からないことがあると容易にあなたのプレゼンへの興味を失ってしまいます。
したがって、聴衆の目や耳を引くプレゼンを作るためには、全てに細かな説明や
Why?の疑問にちゃんと答えられるロジカルなストラクチャーでプレゼンを進めることが鍵となります。


また
Example()をあげることも重要です。
話している内容に対して、詳しい具体例
があると、ただ淡々と話しを進めているよりずっと理解度が深まります。
例をあげることで、聴衆はあなたの話を想像しやすくなります。
想像ができればあなたの話も頭に入ってきやすくなるということです。

英語プレゼン作成の鉄板プロセス

人によってやりやすさの差はもちろんあるとは思いますが、私としては

構成→スライド→原稿

という順で準備を進めていくことをおすすめします。

もちろん、この前に話すべきことのリサーチや内容は固まっている必要があります。そのうえでまず、どこから話すかという問題が浮き彫りになります。

そして、アウトラインが固まったら、原稿よりも先にアウトライン作りをやってしまうことをおすすめします。これは、原稿を作成したあとにスライドを作るとなると、情報量が無駄に多くごちゃごちゃしたスライドになってしまう傾向があるからです。スライドというのは、聴衆が要点を一目で掴めるようにするものです。細かい情報や補足までスライドに載せてしまうと、結果として何を主張したいのか相手側に伝わらなくなってしまうのです。

その点、構成という骨組みを決めた直後にスライドを作れば、無駄な贅肉のそぎ落とされたシンプルで分かりやすいスライドが出来やすいのです。

また、そのあとの原稿作りも、「このスライドでは何を説明すればいいのか?」という観点で考えられるようになるため、作業が捗ることに繋がります。

それでは、各フェーズの詳しい進め方を見ていきましょう。

【構成作り】分かりやすいプレゼンのアウトラインとは?

内容も大事だが順序はもっと重要

英語のプレゼンでは順序だてて話をしていくことが重要です。

例えば、何かの研究の結果を英語でプレゼンするとしましょう。

皆さんだったら何から話しますか?この場合、いかに聴衆に自分の話に感情移入させるかが重要です。そのためには、話のストーリーがとても大切です。

感情移入をさせるためには、

きっかけ→なぜそれを調べようと思ったのか→どうやって調べるか→研究課程→研究から分かったこと→結論

といったように、しっかり段階を踏んで、どんな動機でどんな風にどんなことが得られたのかを説明していくと、聴衆が感情移入しやすいプレゼンを作ることができます。

したがって、聞いてもらえるプレゼンを作るためには、内容も大事ですが、話の順序がキーになってくるということです。

まずは紙一枚から始めよう

皆さん英語のプレゼンを作る時にいきなりスライドから作成していませんか?

実は整理されたプレゼンを作るためには、紙一枚で内容を整理することから始めるのがおすすめです。

なぜなら、紙に文字を書くことで自分の考えを整理できるからです。
また、紙にいったん書き起こすことでプレゼンの順序をクリアにすることができます。
どれを先に話すべきなのか、この話の次はこれにつなげるべきだなど、伝わりやすい順序が目に見えてわかります。

ですので、いきなりスライドを作るのではなく、紙に整理することでよりよい英語プレゼンを作ることができます。
また紙から始めることで、スライドに余計な情報を入るのを防ぐことができ、情報の断捨離が紙上で行えます

OREO

では、実際に構成を作っていく上で、わかりやすく順序立てられたプレゼンにするには

どんなことを意識して作っていけばいいのでしょうか?

意識していただきたいことが”OREOの法則です。

OREOというのは

O- Opinion

R- Reason

E- Example

O- Opinion

を指しています。

プレゼンの順序で気をつけていきたいのが、大枠をこのOREOに沿わせることです。

まずOpinion(自分の主張)からスタートし、次にReason(理由)を述べて、そして話の理解をさらに深めることのできるExample(例)を提示した後に、最初のOpinionにもう一度戻るというのがプレゼンの流れです。

この大枠を頭に入れた上で、プレゼンの作り始めに、まっさらな紙にそれぞれの項目を書き起こしてみると、話の運び方が見えてきます。

このようなちょっとしたポイントを押さえているか、いないかでかなりプレゼンの出来に差がでてきます。

プレゼンの内容整理と順序決めが済んだら、次はそれに沿ってスライド作りをしていきましょう。

【スライド作り】スライドも重要なプレゼンの一部

PowerPointやキーノートを使って作るスライド。適当に作っていませんか?

実はこのスライド、プレゼンの中でビジュアル的な重要な役割を担っています。

自分自身が話していることを聴衆にビジュアル情報として補足することができます。

しかし、これが見にくかったり、ごちゃごちゃしていたりすると聴衆はスライドをちゃんと見ようとしてくれません。しっかり考えられたロジカルな話運び、見やすいスライドが合わさって初めて聴衆の興味を引き寄せることができます。

ですので、スライドの見やすさ、そして話している内容とちゃんとリンクしているか、話の補足ができているかが重要になってきます。

では見やすいスライドとはどんなスライドでしょうか?

気にすべきポイントは以下の4点です。

  1. 文字の大きさ、太さ、色など

  2. 文字や図、写真の配置

  3. 背景の色

  4. 一つのスライドに一つのアイデア

では良い例と悪い例のスライドを見てみましょう。

*悪い例

良い例

両方とも、一つのスライドに一つのアイデアという観点は守られています。しかし、ぱっと見で考えたときに大きな差があるのは一目瞭然ですよね。

極端な例ではありますが、同じ内容でもスライドの作り方でかなり見え方が変わってくると思います。
悪い例は文字が小さく見えにくく、箇条書きの頭が統一されていないので全体的に不格好に見えます。
タイトルと内容で文字の大きさや太さが変わらないので、このスライドには何の情報が載っているのか一目で判断しづらいと思います。

一方で、良い例の方のスライドは、タイトルと内容がしっかり区別がついていて全体的に見やすくなっていると思います。
また、関連したイラストのようなものを入れることで、聴いている人が話の内容を頭でイメージしやすくなります。

このようにスライド一つで見え方がかなり変わってくるので、スライド作成も大事なあなたのプレゼンの要素になります。スライドは侮れません。

分かりやすい話の構成とスライドの視覚的な補足を準備することが出来たら、最後に聴衆の心を掴む原稿を作っていきましょう。

【原稿作り】英語プレゼン本格フレーズ集

原稿はアウトラインとスライドを基に

冒頭でも少し言及しましたが、原稿は作ったアウトラインとスライドを基に作ることで、シンプルで筋の通ったプレゼンの流れを後押ししてくれます。

また、スライドの読み上げになってしまわないように、原稿にはスライドよりも詳しい内容や補足的な内容を織り交ぜてあげましょう。

原稿の書き出しですが、以下のフレーズを基に考えてみると、スラスラと文章を作成できると思います。是非参考にしてみてください。

英語プレゼン(Introduction)

始めるとき/次の話題に移るとき

Now, lets get the ball rolling. (さて、それでは始めましょうか)

Lets move on to the next topic. (次のトピックに移りましょう)

プレゼンテーマについての言及

Today, I'd like to talk about~(今日は~についてお話しさせていただきます。)

The purpose of my presentation is~(私のプレゼンの目的は~です。)

アウトラインの説明

There are X main things I'd like to talk on this presentation. (今回は大きく分けてXつの要素について話したいと思います。)

目安時間の設定

My presentation will take about X minutes, and then We will have a Q&A session. (プレゼン自体の所要時間はX分程度と予定しています。そのあとに質疑応答の時間も設けます。)

英語プレゼン(Main Body)

Opinion

First of all, there is a fact that~ (まずはじめに、~という事実があり...)

It is crystal clear that... (...ということが明確に言えます。)

Secondly,  (次に…)

In addition to this fact, (この事実に加え...)

Reason

This is because... (これは...だからです)

One of the main reasons is that... (大きな理由の一つとして...)

Another reason is that... (他の理由としては...)

Example

Please let me give you an example. (例を挙げさせていただきます。)

For instance, this graph shows that... (例えば、このグラフは...ということを示しています。)

Now, lets take a look at an example. (ここで例を見ていきましょう)

Opinion(まとめ)

To sum up, (要するに...)

As a result, it can be said that...(結果として...ということが言えるのです。)

In short, (要は...)

英語プレゼン(Conclusion)

Lets quickly wrap up my presentation. (手短にこのプレゼンの内容をまとめていきましょう。)

In conclusion, (結論として...)

This is all for my presentation.(これで私のプレゼンは終わりです。)

Thank you for listening. (ご清聴ありがとうございました。)

言葉に詰まったときやコメントを考えるときに役立つフレーズ

プレゼン最中に急にセリフが飛んでしまった時や、質疑応答の場面で鋭い質問に返答を悩ませたりしている時に黙ってしまうのは印象が良くありません。

そこで、Fillerと呼ばれるつなぎ言葉を挟むことで、会話の流れを自然に保つことが出来ます。

以下の記事では、ネイティブ御用達の役に立つFillerを紹介しているのでチェックしてみてください。いざというときに役立つこと間違いなしですよ!

【英会話やプレゼンで大活躍】ネイティブ御用達の英語つなぎ言葉10選

日常会話やプレゼンで、返答を考えているときなどに沈黙が続くと印象は良くないですよね。 そこでひとことつなぎ言葉(Fill ...

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【ネイティブに一歩近づく英単語】プレゼンや日常会話であっと驚かせよう

英語プレゼンのフレーズ集でご紹介した中に、聞き覚えのないセリフがありませんでしたか?

例えば、Introductionのパートで紹介した「get the boll rolling」やOpinionのパートで紹介した「Crystal clear」、Conclusionで紹介した「wrap up」などは、他のサイトには載っていない未知のフレーズだったと思います。

これらは、私Atsuがオーストラリアの企業で働いていたときに初めて聞いた言い回しで、それでいてネイティブがよく使う言い方です。

残念ながら、従来の単語帳やネットの記事に載っているフレーズには、このようなネイティブ御用達の言い回しが少なく、勉強がしづらい状況です。

その現状を変えるべく、私が複数人のネイティブスピーカーと協同して作ったのが「Distinction 1」「Distinction 2」です。

この単語帳には、従来の単語帳には載っていないようなネイティブ御用達の単語やフレーズが豊富に載っています。

実際にこの単語帳に載っているフレーズをネイティブ相手に使ったら、「どうしてそんなフレーズ知ってるの!?」と驚かれたという経験を挙げてくれるユーザーが後を絶たないほどに、インパクトのある単語帳であると自負しています。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。この単語帳に載っているフレーズを使いこなせることが出来れば、プレゼンでネイティブの心を鷲掴みに出来ること間違いなしです。

【随時更新】オリジナル単語帳『Distinction』を購入した方のリアルな声をお届け

『現実世界で出会った』『この表現を使うとネイティブに嬉しい反応をされる』『覚えやすい』 などなど、嬉しいリアクションを続 ...

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発表前は必ず3回以上鏡の前で練習!

騙されたと思ってやって見てください!笑

これをするとしないではかなり結果が変わってきます。

ただぶつぶつと練習するのではなく、鏡の前で自分の姿を見ながら一通り練習するのがポイントです。

人に見られる意識を発表前から持つことで、いざ本番人前に立った時にスムーズに話しができるはずです。
鏡の前の練習はとても重要です。
一回通してみて客観的に自分のプレゼンを見ることで改善した方がいいところも見えてきます。
本番前にこそ練を積んで、完璧なプレゼンに近づけましょう!

英語プレゼンは徹底した「相手目線」で制す

いかがでしたか?

英語プレゼンをする上でのポイントをいくつか解説しました。

難しく思えてしまう英語でのプレゼンですが、自分の考えや研究結果などを

一方的に相手に話すのではなく、どう伝えたら伝わりやすいのかなど常に聴く側のことを考えながら作ることでよりよいプレゼンを作ることができます。

そこで忘れてはいけないことが、聴衆は私たちの思っている以上に無知ということです。

相手は何も知らないという前提でわかりやすい例などを交えながらプレゼンを進めていくことが重要です。

今後、英語のプレゼンをする機会がある人や作り方の順序が分からなかった人に役立つ情報があれば幸いです。

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