こんにちは!Atsuです。
今回は、「オリジナル単語ノート」についてのお話です。
私は模試を解く際や、普段の会話の中などで自分の知らなかった表現や単語に、出会うたびにノートにまとめてきました。
これは英語学習を始めた時から今にかけて続けてきている習慣で、皆さんにもオススメしているのですが、こういった話をすると「まとめている時にどんなポイントに気をつけているか」といった質問をよくいただいてきました。
そこで今回は、私が実際に勉強していた際に作成した、そして今でも定期的に復習しているオリジナル単語ノート実物の写真を交えながら紹介していきます!
Contents
[未知語→オリジナル単語ノート]が最強?ノート作成の意義について
今まで様々な動画や記事の中で「英単語帳を使った暗記法」をお話ししてきました。
実際に、私の単語力を構成している多くのウエイトを占めているのが、「単語帳での学習」によって得られた知識によるものです。
それと同時に、学習を始めた当初から「オリジナルの単語帳」の作成と、それによる学習を行ってきました。
オリジナルノート作成の意義について語る前に、「英単語の暗記の大前提」を確認しておきます。それは、
ということです。
これは単語帳の単語を暗記する場合だろうと、模試で出てきた知らなかった単語を覚える場合であろうと変わらない大原則です。
ここで注意しなければいけないのは、模試などのように周回を想定していない教材で出会った英語表現の場合です。一回見ただけでは、当然記憶の定着は期待できませんので、周回する機会を意図的にこしらえる必要というのが出て来ます。
そこで、「周回を前提としないマテリアルの中で出会った英語表現の暗記を効率化するという目的で、ノートを作成する必要ある、というわけです。
マテリアルについては基本的に模試や大学受験の過去問等、自分の触れる英語ならばなんでもいいです。会話などのように、問題という形で問われなくても「自分が知らない」と感じた表現は全てノートにまとめます。
ちなみに、大学受験やTOEICなどといった試験の種類に関わらず、単語帳を完璧に覚えた状態で「模試・問題集」に望む、というのが私の英語学習の基本的な流れなので、原則、それらの「知らなかった単語」は自分の使用した単語帳には載っていない単語、ということになります。
ゆえに、自分の知らなかった知識のみをピンポイントで復習することができる単語帳を作成することになるので、それを使用した学習も非常に効果・効率的です。
また、出会った未知の英単語が自分の使用している単語帳に載っている単語の類義語・派生語である場合は、ノートにまとめず、その単語の近くに書き込み、単語帳を周回する中で暗記してしまう、というのも一つの手です。
しかし、未知だった単語全てに類義語等が存在しているわけではなく、単語帳に書き込もうかノートまとめようかいちいち迷うくらいならば全ての単語をノートにする、というルールを決めてしまった方が、最終的な効率はいいと思います。私自身はそうしています。
オリジナル単語ノート作成法〜この3つだけでOK[単語・意味・例文]
さて、具体的にオリジナル英単語ノートの作成方法についての話に入ります。
私がノート作成時、書きとめているポイントは以下の3つです!
2意味(日本語で書く)
3例文
1.単語
まずは覚えたい単語を書きましょう。
動詞であれば原型、名詞であれば単数形に直して書きます。
基本的にはそれだけなのですが、単語の横に自分なりの気づき、暗記する際の注意事項をメモしておくこともあります。
例えば「不可算名詞」や、「名詞だけだと思ってたけど動詞でも使えたんだ!」といったような気づきがあれば、それを強調する目的で「動詞、(v)」といったような情報を書き込みます。
2.意味(日本語で書く)
その次に意味を書きます。私は今でも意味を書く際は日本語で書くことが多いです。その理由は次のパラグラフで改めて詳しく述べます。
3.例文
最後に例文を書きます。私は新しい英語表現を覚える際には「使うことを想定してして覚える」、と常に考えていますので、この例文の存在が非常に重要になってきます。
どのように使用されているのか、単語の持つ微妙なニュアンスを取りこぼさずに覚えられるよう、例文やその表現が使われていた文脈を書いておきます。
もしその未知語がリーディングの最中に出会った単語だったらその文章、アニメで出会ったら単語だったらその単語が使われていたセリフを例文として書き込みます。
↓私のオリジナル単語ノート実物写真
写真を見ていただくと、「あまりレベルの高くない単語ばっかじゃん!」と感じるかもしれませんが、「自分が実際に使ったことないな」、「パッと使えないな」と感じた単語は表現のレベルに関わらずどんどんと足していきます。
また、マーカーの意味については私の一種の癖のようなもので、とりわけ大した意味はありません!
強いて言うならば、ノートをパッと見た時に、そのノートに覚えるべき情報がどのくらいあるのかが感覚的に掴みやすいというメリットがあります。
仕上げの段階で1語につき5秒くらいの速いペースで復習を行うこともありますので、このマーカーが高速な目の移動をサポートしてくれているような感覚があり、引いてきました。
しかしこのあたりに関しては、例えば「どうしても覚えられない単語に関してのみ線を引く」など自分なりのルールを設けて学習を行うのがいいと思います!
無理する必要なし?未だに単語の意味は日本語で書いてるその理由
「オリジナル英単語ノート作成時に、意味は何語で書くのか」と迷う方もいるかもしれませんが、私個人的な意見としては、無理して英語で書かなくても、日本語で十分だと考えています。私は日本語で書いています。
なぜかというと、英単語暗記の際に意味を確認することの究極的な目的は
です。
つまり、日本語で意味が書いてあろうと、英語で書いてあろうと、想像するべきイメージというのは一緒です。
目的が同じなのであれば、最終的なイメージに到達しやすい言語で書いた方が楽というのが私の主張です。
※画像でわかる通り、意味が簡単な英単語で説明できるものに関しては英語で書いちゃう時もあります。
オーストラリアに来てから貯め続けて来た英語表現たちを単語帳にしました!
冒頭でも申し上げて来た通り、この「オリジナル単語ノート作成」は英語学習を始めた当初から行っており、実際に海外で働いている今でも続けている習慣です。
私はオーストラリアに来る前からTOEIC満点、英検1級取得など、国内でやれるだけの英語学習を行ってから海外に来ました。ですが、実際に海外で生活をスタートしてみると、
がごろごろあり、毎日目から鱗が出るような気持ちでした。それらの単語と出会うと、仕事中だろうとササっとWordを開いてページの片隅に書き溜めるようにしてきました。
そのように新しい英語表現を知る度に、「これぞ海外で生活することの醍醐味だよな」と思う一方で、
「日本にいる時からもっとこういう表現を知れてたらな」と思う部分もありました。
留学に来たばかりの頃、「Atsu!お前、プレゼンとかそういう英語はうまいのに、カジュアルトークはたまに微妙だよな!」と大学院時代の友達に面と向かってはっきり言われたこともこのように考えるようになった原因かもしれません。笑
気づけばそれら貯め続けて来た英語表現は、今では優に3,000を超えるまでになりました。
着々と貯まり続けていく英語表現を見て、次第に、「日本にいるみんなにも伝えたいな」と思うようになったのですが、今回ついに厳選した400語を単語帳という形で出版することになりました!
「使える英語を学びたい」
と考えてる人たちにとってはぴったりの単語帳になりそうです。なにせ私の経験に基づいた「生の」英語表現ばかりです。
「単語帳作成の際に特にこだわった6つのポイント」や、「監修に携わった様々なネイティブのバックグラウンド」についてこちらの記事でまとめていますので、興味のある方は是非チェックして見てください!
「これ俺が日本にいる時あったらなー」と、作ってる時100回くらい感じた自信作です。笑
まとめ
以上が私の行ってきたオリジナル英単語ノートの作り方でした!
ちょっとしたコツの積み重ねで、英語学習の効率は何倍にも膨れ上がります。
ぜひこの方法でノートを作り、あなたの語彙力を飛躍させていきましょう!