こんにちは!ATSUです。
今回は、たった5つの英語表現であなたの英語が賢く聞こえる方法をご紹介します!
突然ですが、「知的に見られたいとき」ってありますよね。
実際海外で会計のプロフェッショナルとして働いていると、ネイティブもわざと難しい言葉を使って知的にみせていると気づくことがあります。内容が意外とシンプルであっても、わざと少し難しめの言葉を使ったりするわけです。
今回は、そんな自分を知的に、賢く見せるための英語表現をご紹介します。
Contents
「言葉選び」をすることで、自分と相手との信頼につながる!
そもそも、知的に聞こえる英語表現を使う必要ってあるのでしょうか?
「別に相手に伝わればそれでいいじゃん」
そう思ってしまう気持ちもよく分かります。
しかし、実際、特にビジネス環境においては、正しい言葉選びは
- 自分に対する信頼
- 話している相手の態度
に影響を与えます。
適度に知的な表現を散りばめることで、相手は「この人しっかりしてそう」とか「この人なら頼りになりそう」といった、信頼感を生み出すことができます。
そして、その信頼感は、相手の自分に対する態度に影響します。
当然相手が自分に信頼感を抱き、ポジティブな態度で接してくれれば、交渉事をふくめ、ビジネスは上手く進んでいきます。
もちろん、話の中身がしっかりしていることは大前提。ただ難しい言葉を並べて空っぽの内容をペラペラ話すことのないよう注意しましょう。
それでは、5つの表現を見ていきましょう!
賢く聞こえる英語表現とその使い方5つ
1つ目の賢く聞こえる表現は「do a deep dive into sth」
「do a deep dive into sth」という英語表現は、
- 深く分析する
という意味を持ちます。
データなどを分析するときに『deep a dive into〜』とネイティブが使っているのをよく耳にします。
実際に使われているイメージを膨らませるために、例を見ていきましょう。
会社のCFOが
I put together all the date and did a deep dive into each set of data trying to analyse the underlying cause of the movements and also better understand the pattern behind it. |
データ集めて、deep diveして、それぞれ分析して変動の原因を理解したりパターンをよりよく理解したんだ」 |
などと言っているのを聞いたことがあります。
ものすごい難しいことを言っていそうですが、よく見てください。実際は「状況と原因を理解するために分析した」としか言っていないわけです。
それでもこの「do a deep dive into sth」という英語表現が含まれていることで、とりわけ知的に、賢く聞こえているわけです。
こういうことが結構あります笑
ちなみにこの表現は私が出版している「Distinction I」にも掲載されています!
それでは次もみていきましょう!
2つ目の賢く聞こえる表現は「leverage sth」
「leverage」は
- (すでに存在するものを)利用する
という意味の表現です。
この「leverage sth」という英語表現は、日本語の中でも使われることがあるため、知っている方が多いかもしれません。
特にFXや株のトレードでは、掛け金よりも大きい額の取引を表す表現としてよく使われています。
ニュアンスとしては、「既にあるものをベースにして利用する」という感覚があるため、「このペン、レバレッジしていい?」というような使い方はしません。
例えば
Let's leverage what we did last year so we can avoid reinventing the wheel. |
「去年集めたやつを利用する(=leverage)ことで無駄な仕事を避けよう」 |
などと使うことができます。
※reinvent the wheel = (無駄に)いちからやり直す (Distinction I 収録単語)
3つ目の賢く聞こえる表現は「fundamental」
次は「fundamental」です。この英語表現は本当に毎日のように耳にします。
「fundamental」の意味は、
- 基本的な、根本的な
- 基礎、基本的なこと
です。
イメージしやすくするためにこちらも例文を見てみましょう。
That's a fundamental issue. |
それは根本的な問題だね。 |
といった感じです。
また、形容詞だけでなく、「fundamental」は名詞としても使うことができます。
例えば
Let's understand the fundamentals of this theory. |
この理論の基本を理解しよう。 |
という感じで使うことができます。
この名詞の形の場合、「fundamentals」というようにSが付いて使われることが多いです。
機会があったら使ってみてください!
4つ目の賢く聞こえる表現は「get exposure to」
「get exposure to」も職場で毎日のように聞きます。
この「get exposure to」という英語表現は簡単に言うと
- ~に触れる
という意味です!
「get exposure to」は「こういうタイプの仕事に触れる、経験する」と言いたいときにも使うことができます。
例えば
I always try to get exposure to a variety of opportunities to expand my skills. |
自分のスキルを広げるために、いつも様々な機会に触れるようにしているんだ。 |
などですね。ぜひ、使ってみてください!
ちなみにこれは「Distinction 2」にも掲載されていますので、持っている方はぜひチェックしておいてくださいね!
5つ目の賢く聞こえる表現は「cascade down」
この「cascade」は、「waterfall」(滝)を意味しますが、「cascade down」では動詞として使われています。
「cascade down」のイメージは「情報が左から右に滝のように流れていく様子」で、意味は
- 下の層に流れていく
という意味です。ちょっと日本語だと分かりにくいですね。
例えば、ピラミッドのような階層組織で、情報が階層を通して上から下へ伝達されるとします。
1番上の階層→2番目の階層→3番目の階層 のような感じですね。
このように情報が段階的に伝達される様子が、まさに「cascade down」です。
例えば
I think you just need to communicate that information to Tim and it will cascade down from there . |
その情報、Timに伝えてくれたらそのまま自然にcascade downしてくと思うよ。 |
つまり、一人一人にその情報を伝えなくても、一人に伝えれば、それが上から下に向かって自然と伝達されていくと思うよ、という意味です!
おわり
いかがだったでしょうか?
今回は英語が賢く、知的に聞こえるよ表現を5つ紹介しました!
- 「do a deep dive into sth」
- 「leverage sth」
- 「fundamental」
- 「get exposure to sth」
- 「cascade down」
の5つです。
これまで、数多くのCEO、CFO、Financial Managerなどと話してきて、意外と「この人難しいことを賢そうに言っているけど実際ポイントはめっちゃシンプルじゃん!」
と思うことが多々ありました。
しかし実際は、簡単な言葉を難しく言い換えているようなものです。今回はその中でも自分がよく聞くなと思ったものを5つ厳選しました!
参考にしてみてください😊
また、以下動画でも解説していますので、お時間のある方はぜひ!
それでは。