こんにちは、Atsuです!
今回は、大学院留学をする際にかかる費用についてのお話です。私自身も学生時代、留学を志したばかりの時はなんの情報もなくとても不安でした。
特に「お金」の問題に関しては
「留学費高いし無理か…」
「家がお金持ちじゃないと海外留学は無理なのかな?」
と思っていました。
しかし、私自身はいたって普通の家庭で育ち、極力親からの資金的な援助を受けることなく留学することができました。
オーストラリアの大学院留学をする際の費用、またそれらの留学費をどうやって工面したかの2つについてお話しますので、留学に興味のある方はぜひ参考にしてください!
Contents
留学には3つのタイプがある
「留学」というと一口に言ってもいろいろなタイプがあり、その形態によってもかかる費用は様々です。
大きく分けて以下の3つのタイプに分けることができるでしょう。
2. 語学留学(語学学校に英語を学ぶために留学する)
3. 交換留学(在学中の大学が提携する大学に留学する)
今回は、私自身が実際に行った正規留学(オーストラリアの大学院留学)についてお話しようと思います!
大学院留学にかかった費用は800万円
ズバリ、私がオーストラリア国立大学という大学院に留学した際にかかった費用は800万円です。
私の場合、「かなり抑えて」このくらいかかりました。
以下がその内訳になります。
200万円:生活費
これは私が実際にかかった留学費用です。
それぞれ具体的にお話していきます。
授業料~600万円
まず授業料ですが、私の留学したオーストラリア国立大学の授業料は2年間で約600万円です。
高えええぇぇぇ…(震え声)
ちなみに、現地の学生に聞くと、彼らの授業料はなんとこれの3分の1くらいだとか。
このように現地国の学生と比べて「ぼったくりだろ!」と思わず言いたくなるような額を請求されるのがinternational student(留学生)にとっての1つの宿命だと言えそうですね…
仕方ないです。このコストに対するリターンは将来回収しましょう。
生活費~200万円
次に、生活費ですが2年間で約200万円です。
1年間で100万円として、月で割ると
で生活していました。
そして私が当時利用していた寮の家賃はなんと
8万円/月
でした(笑)
ちなみに8万円の家賃と聞くと、少し贅沢な印象を受けるかもしれませんが、オーストラリアで家賃8万円というと、全然そんなことありません。かなり安い方です。
腕立てがギリギリできるくらいのスペースとベッドと机がある独房のような場所で、5人の学生がキッチンとバスルームをシェアしていました。(笑)。
今考えるともはやどうやって生き延びていたんだ、と私自身不思議に思えてくるほどかつかつな生活を送っていました。
私がYouTubeで初めて英語について話した動画を上げた時はこの部屋で撮影したものなので、よかったらご覧になってみてください。
また、食事に関しても、毎日極限まで切り詰めた生活をしていました。
私の友人にレストランでアルバイトをしている友達がいたのですが、その友達から賄いを2ドルで買ったり、スーパーで一番安い銘柄のソーセージを買って食べたりと、本当に毎日なんとか生き延びていた、というような状況でした(笑)
この辺の留学時代のお話は、また別の記事でお話しようと思います!
大学院留学費の捻出方法〜お金持ちじゃないからと諦めるのはもったいない
ここからは、私がどうやって800万円を捻出できたのかについてのお話です。
まず私がやったことは両親に頼んでみることでしたが、案の定ダメでした。
留学したいから800万くれと急に言われて用意してくれる家というのはなかなかないですよね。その時の私の心境としましても、ダメでもともという気持ちでやったので、しょうがないかという気持ちでした。
そこで、私は以下のように留学費を工面しました。
・アルバイト(日本):150万円
・アルバイト(現地):150万円
・両親からの借金:200万円 合計:800万円
一つずつ詳しく見ていきましょう。
奨学金300万円
奨学金には給付型とローン型の二つのタイプがあります。
給付型はもらったお金を返済する必要がな、後者のローン型は金利をつけて返済していく借金のようなものです。
そのため、返済不要の給付型の奨学金の方が、審査が厳しい傾向にあります。審査基準には主に学校での成績や、明確なビジョンを持った留学計画を立てているか、と言った点が含まれます。
私自身は返済湯用の給付型の奨学金を利用していて、
という機関から返済不要の奨学金を300万円いただくことができました。
他にも、例えばアメリカで有名な「フルブライト」や、「平和中島財団」など様々な財団が存在します。
返済不要の奨学金に関しては以下の記事にまとめているので、興味のある人は調べてみてください。
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お金がなくても留学できる!?狙い目の返済不要の奨学金17選
こんにちは!ATSUです。 今回は海外留学を実現するうえで絶対に狙い目の返済不要の奨学金についてお話しします! そうです ...
アルバイト(日本)150万円
留学前、日本にいる時にアルバイトを頑張って行い、150万円貯めました。
この時も、USCPAや留学に関する準備を進めながらのアルバイトだったので、結構必死になって貯めていた記憶があります。アルバイトの内容は、塾講師やコールセンターのバイトなどをしていました。
アルバイト(現地)150万円
オーストラリアに留学中にも150万円を稼ぎ、生活費に充てていました。
バイト内容は、現地で日本語を勉強していたひとを対象に日本語の個別チュータリングを行い、お金をいただいていました。
生徒さんたちは、自分で個別チュータリングのポスターをつくり、大学内や街中の電信柱に貼ったり、インターネット広告を掲載したりすることで、集めていました。
両親からの借金
上記の見積もりによって、800万円の留学費用のうちなんとか600万円まで準備することができることがわかりましたが、残りの200万円はどうしても用意する手だてがなかったので、両親に頭を下げ200万円を借金という形で借りました。(今もその借金は返済中です!)
もしこの両親に頼ることが難しそうな人は、ローン型の奨学金制度などを利用するのも一つの手だと思います。私自身、親からの借金が難しい場合そうしようと考えていました。
やれることをやり尽くしてその結果足りない分を借金という形で賄うのは、1つの戦略として十分にありだと思います。
留学の意義について
ここまで読んでいただいた方は気づいたと思いますが、私の大学院留学時代の生活は毎日がかつかつで、本当にギリギリでした。
しかし、留学したことがきっかけで、オーストラリアにて、世界4大会計事務所にて活躍するチャンスをつかむことができました(もちろんその他にも出来る限りの準備はしていましたが、留学がきっかけになったことは間違いありません)。
それに、毎日貧乏生活を送りながらも、大学院の課題に追われ毎日友達と図書館にこもって勉強に没頭していた時間は人生における大きな財産になりましたので、留学したことを後悔したことは一度もありません。
やりたいことははっきりしているにも関わらず、費用のせいで留学への挑戦を諦めかけている方は、もう一度考え直すべきだと思います。
「やりたいことがある」それは本当に素晴らしいことです。
それを実現することを、単純にお金の問題だけで諦めるのは、もったいないとしか言いようがありません。
人生一度きりです。
やりたいことに思いっきりチャレンジして、生きていきましょう。
まとめ
大学・大学院留学と聞くと莫大な費用がかかり、親がものすごいお金持ちじゃなきといけない、というようなイメージをお持ちの方は多かったのではないでしょうか?
人によって境遇は様々ですが、自分の努力次第で留学は可能です。
海外で学びたい、経験を積みたいという素晴らしい思いを持っているのに、お金を理由にして諦めてしまうのは本当にもったいないことだと私は思います。
繰り返しになりますが、もしあなたが、お金が理由で諦めかけている場合、是非もう一度考え直してみてはいかがでしょうか?
応援しています。