こんにちは、Atsuです。
今回は私が独学でIELTS Academicでオーバーオール8.5点を獲得するために行ったオススメ勉強法と参考書を公開しようと思います!
IELTSは世界中で留学やビザの申請として認知度が上がっている中、日本語ではあまり情報がなく、初めての受験でどんな対策をすればいいか分からない方も多いと思います。
そこで、今回は初心者の方でも実践できるように、全体的な勉強の流れを理解していただくと同時に、どんな教材、参考書を使用して学習を進めてきたかをお伝えしようと思います!
Contents
IELTSとは?
今世界中でキテる英語試験
この記事を読んでいる人はもうすでに知っている方が多いと思いますが、簡単にIELTSとは何かについてお話します。IELTSは「International English Language Testing System」の略で、今世界中でかなり認知度が上がってきている英語試験です。
日本では東大や外務省でIELTSが英語力の判断基準に採用されていますし、海外留学や英語圏でのビザ申請時にも使用できる、かなりグローバルに認知されている試験になります。日本ではTOEICの方が圧倒的な人気がありますが、実際TOEIC熱があるのは日本と韓国くらいです。。。
IELTSには2種類ある
IELTSには以下の2種類あります。
1. アカデミックモジュール
これは大学に留学する際や、その他の高等教育機関に出願する際に使用される試験で、内容も大学の授業で扱うような学問的なものが多いです。ちなみに私はこのアカデミックモジュールしか受験したことがなく、今後のIELTSの話もアカデミックモジュールについて話しています。
2. ジェネラル・トレーニング・モジュール
これは基本的にオーストラリアやカナダなどの英語圏に移住する際に使える試験です。なので内容もアカデミックモジュールと比較するとより一般的な生活に合わせたものになっています。
IELTSは9点満点(0.5点刻み)の試験
この試験はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能の試験で、それぞれが9点満点(0.5点刻み)で採点されます。TOEICの990点やTOEFL iBTの120点などに慣れている人は点数が小さく見えてちょっと変な感じがするかもしれません。1点に重みのある試験ですね。
情報が少なく中々対策しにくそうな試験ですが、私は大学院生の頃に独学でIELTSの勉強を進めました。その結果、私のIELTSのスコアは以下の得点になります。
オーバーオールは8.5点です(リーディングとリスニングは満点)。
そしてこの前にも2回ほど受験しており、スピーキングは最高で8.5点出ました。ハーバード大学のMBAの足切りがIELTS7.5なので、十分なスコアかと思います。
Harvard Business Schoolより引用
IELTSのオススメ勉強法と参考書
それでは私が実践したIELTSの勉強法と使用した参考書を見ていきましょう。
勉強法は4つのステップから構成されています。一つ一つ、使用した参考書についても触れながらご紹介しますね!
ステップ1. まずはIELTS用の英単語をひたすら覚える
最初はIELTSでよく使用される英単語を短期間でまずは覚えましょう!私の英語の基礎作りの記事を読んでいただいた方ならわかると思いますが、基本的に英語力のベースは文法と単語でできています。
そして、文法は高校文法でほぼ全部カバーできているので、英語試験に向けて勉強する上での基礎をつくるには、どんな試験の勉強でもまずは「単語を覚える」ことから始めると効果的です。
また、単語を覚えるとどんなセクションでも効果が表れます。例えば、リーディングやリスニングであれば知っている単語が増える分理解度が上がり、正答率が上がりますし、ライティングやスピーキングに関しても、多くの単語、表現を覚えれば覚えるほど「言い換え」や「表現」に当然幅がでるので、点数も上がってきますよ。
ちなみに私がIELTS試験の対策に用いた単語帳はこちらです。
多分、日本のIELTS受験者にはバイブル的存在になっているかと思います。
IELTSという試験を非常に研究してる作られている作り手の熱が伝わってくるくらい頻出単語満載の良書です。
ステップ2. 一度だけ公式問題集を解いてみる
IELTS用の単語を覚えて、IELTSを受験するために必要の最低限のベースが出来たら、一度だけ公式問題集の問題を本番と同じ状態で解いてみましょう。これでIELTSの試験はどんな流れで進んで、どれくらいの時間でどんな問題を解かなければならないのか、という試験の全体像を知ることができます。
そして、どのセクションが一番苦手かを知ることによって、今後の勉強でどこに時間を集中して投下すべきかについても分かります。また、自分が今受けたらどれくらいIELTSの点数が取れるのか、という現状を知る上でも役立ちます。
ちなみに公式問題集はこれまで10冊以上出ていますが、とりあえず一番新しいものを一つ買えばいいと思います。
また、公式問題集は基本英語で書かれていますが、一冊だけ日本語で書かれているものが出ているので、どうしても最初は日本語で解説など欲しいかたは日本語版も出ていますので、そちらを使いましょう。
ステップ3. 苦手セクションの勉強法を整理する
次に、苦手セクションに対しての勉強法を整理していきます。ステップ2で模試を解くと自分はここが苦手だなぁーというのが結構はっきり分かると思います。
特にライティングとスピーキングには特徴があるので、うまくいかなかったと感じた場合はライティングの書き方や、スピーキングでの回答の仕方について学び、それに沿うように勉強、練習することで目標点数までの最短ルートを取ることができるようになります。
ステップ4. 公式問題集をひたすら解く
これまでのステップを行うと、IELTSに必要な基礎知識ができ、自分の苦手セクションや現状を知り、それを攻略するための勉強法を知った状態になるはずです。
ここまでくれば、あとは公式問題集をひたすら解くだけです。しっかりと時間を図って、本番と同様の環境で解いていきましょう。そして、公式問題集は解いて終わりではありません。実際に解くことよりも復習の方が圧倒的に重要です。解いた問題をしっかりと復習して、出来ないことを出来るようにしてから、次の問題集に移るようにしてください。
私の感覚ですが、IELTS8点以上のレベルでない限り、復習には実際に解くのにかかる時間の最低でも2倍、場合によっては10倍くらいかけることが必要だと思います。例えばIELTSのリーディングは60分なので、最低でも2時間、多ければ10時間くらい復習だけでかかるということです。
知らない単語、知らない文法など全て洗い出して覚えるには、実際それくらいかかりますよ。復習の方法についてはこちらも参考になりますので時間のある時にぜひ。 こんにちは!ATSUです。 前回の長文読解勉強法の記事では、多読のメリットを分析することで、リーディングの勉強は「精読」 ...
【精読編】英語のリーディング勉強法を徹底解説〜英語はこうして読めるようになる
まとめ
今回は私がIELTS Academicでオーバーオール8.5点を獲得するために行った4つのステップを紹介し、その中で使用した参考書についてもお話ししました。
IELTS用のスクールや塾はたくさんありますが、私は独学で、自分の勉強法をコツコツと実践することで8.5/9.0点を獲得することができました。私ができたということは、皆さんにも絶対に出来るはずです。初めて受験する方も、独学で結果を出すことは可能です。重要なのはやるかやらないか。
他の記事では日本人が最も苦手とするスピーキング対策を、試験のパート別にブレイクダウンして徹底解説しているので、興味ある方はぜひチェックしてください!
応援しています!