こんにちは!ATSUです。
今回は英検1級の英作文の対策方法についてお話ししていこうと思います。
英作文って、自分じゃ中々添削出来ないし、実際自分がどれくらいの点数をもらえるのかも分からないので、対策しにくいですよね。
今回の記事ではそうしたストレスを少しでも取り除くべく、私が実践した英検1級合格のための英作文に対する戦略や、基本的な勉強法、書き方についてお話しようと思います。
Contents
英検1級の英作文(エッセイ)の形式を知ろう!
英検1級のエッセイの問題は以下のように書かれています。
- "Write an essay on the given TOPIC."
「与えられたトピックについてエッセイを書きなさい」
- "Give THREE reasons to support your answer."
「自分の回答をサポートするために三つの理由を上げなさい。」
- "Introduction, main body, and conclusion"
「構成:イントロダクション、ボディ、コンクルージョン」
- Suggested length: 200–240 words
「文字数の目安:200~240語」
"TOPIC Should economic development be a higher priority for developing countries than environmental protection?"
「トピック:経済開発は発展途上国において環境保護よりも優先されるべきか?」
引用:http://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20151225_pressrelease_1601renewal.pdf
それといって英検1級特有の英作文、エッセイというのはあまり無さそうというのが私の印象です。
TOEFLやIELTSといったほかの英語試験のライティングとも、大きくは変わらなさそうです。
唯一特徴を上げるとすれば、二つ目の「自分の回答をサポートするために三つの理由を上げなさい。」という部分。このように自分のサポート理由の数を問題が指定するのは非常に珍しいと思います。
英検1級の英作文(エッセイ)の構成と書き方
英作文をするときによく悩みの種となるのがイントロ、ボディ、コンクルージョンのボディの数です。
ボディが二つの方が良いとか、ボディが三つの方が良いとか、どの試験でも意見が分かれることが多々あります。
しかし、ありがたいことに英検1級の英作文では三つの意見、理由を述べることが指定されています。ということは、当然ボディの数は三つです。それえ決まりです。
それゆえ100%
- イントロダクション
- ボディ1
- ボディ2
- ボディ3
- コンクルージョン
の五段構成になります。そして次にそれぞれの段落の文字数ですが、文字数の目安が200~240文字とありますので、自然と私は以下のような構成になりました。
- イントロダクション(約35~40語)
- ボディ1(約55~65語)
- ボディ2(約55~65語)
- ボディ3(約55~65語)
- コンクルージョン(約30~35語)
そして平均的な英文は15~20語で構成されるので、文章の数で表せば、私の英検1級での英作文は以下のようになります。
- イントロダクション(3文)
- ボディ1(3~4文)
- ボディ2(3~4文)
- ボディ3(3~4文)
- コンクルージョン(2~3文)
私は結構書きすぎてしまう癖があるので、出来るだけシンプルに書くことを心がけていました。
一応推奨されている文字数の±20文字程度は良いと言われているので、最大でも260文字くらいで抑えられると良いと思います。
そして各段落の書き方ですが、これはライティングの勉強法や私が書いた英検1級の英作文が参考になると思いますので、そちらを参照してください。
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英検1級の英作文(エッセイ)の勉強法
英検1級の英作文の勉強法は
- テンプレートを作る
- テンプレートを使用して書き、自己添削やオンライン英会話講師により添削を行う
- 解答を見て自分の得意な表現、構文などをまとめる
の3つです。
1.テンプレートを作る
テンプレートと言うのは、イントロ、ボディ、コンクルージョンにおける型を意味します。
例えば、こんな感じです。
イントロ
- Nowadays, _____ has been increasingly important.
- Nonetheless, some insist that ____.
- In my opinion, ____.
ボディ1
- First, ____.
- Thus, ____.
ボディ2
- Further, ____.
ボディ3
- Lastly, ____.
コンクルージョン
- In summary, _____.
- It is hoped that ____.
このように、先ほどお話したイントロ、ボディ、コンクルージョンの構成を意識して自分オリジナルのテンプレートを作っていきましょう。
テンプレートは一つだけでなく、いくつか用意しておくと良いですよ。
2.テンプレートを使用して書き、自己添削やオンライン英会話講師により添削を行う
テンプレートが完成したら、それを使ってとにかく書きましょう。過去問でもいいですし、問題集でもいいです。とにかく本番を想定した時間内で、テンプレートを使用して書き終えられるように練習していきましょう。
書き終えたライティングは、しっかりと最低でも自己添削を行います。可能であればオンライン英会話講師等に添削をしてもらうと、より良いですね。
自己添削というのは、
2.自分が自信を持って書けなかった箇所をGoogle等を検索し調べ、よりよい表現、書き方を覚える
ことがメインになります。英検1級の受験をされる方は、すでに高校レベルの英文法知識は持っているはずです。
いつも言っていますが高校の英文法というのは英文法全体の9割以上を占めますので、自分で英文法の間違いには気づき修正できる力を、皆さんは持っているはずです。なので最低でも文法ミスがないかは自分で添削し確認しましょう。単語のスペル等も同じですね。
また、書いていてこれどうやって書けばいいのかなぁと不安になった箇所がきっとあると思います。そういうときはGoogle等で調べることで、よりよい書き方、表現、単語が見つかるはずです。なので自分の納得がいく書き方を探して、それをノートなどにまとめ、覚え、次回から使えるようにしましょう。
3.解答を見て自分の得意な表現、構文などをまとめる
最後に回答をみて、自分が挙げた理由以外にどんな理由が考えられたかを確認し、同時に、面白い表現や使えそうな書き方を探し、どんどん盗んでいきましょう。こうすることで、自分の英作文、エッセイがより幅広い表現を使用した豊かなものになっていきます。
ちなみに英検1級過去問についているエッセイは結構レベルが高く書かれており、ここまで書ける必要はありません。
もちろん満点を狙うという方は別かもしれませんが、まず合格することを念頭におくのであれば、より平易な英文で書いても十分合格に必要な点数は獲得できると思います。
私の書いた英検1級英作文も参考にしてみてくださいね↓
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まとめ
今回は英検1級の英作文、エッセイについてお話しました。
英作文の概要から、実際に自分がどのようなアプローチで対策し、勉強してきたかお分かりいただけたでしょうか。皆さんが英検1級英作文の勉強法、書き方を理解する上で、少しでも本記事がお役に立てれば嬉しく思います。
しっかりと対策すれば、英検1級は合格できます。頑張っていきましょう!