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ATSUの日記

6年過ごした私が「オーストラリアっぽい英語」について話してみる

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こんにちは!ATSUです。

言語というのはその国の文化や歴史に強く影響を受けると言われています。英語を例にすれば、アメリカではアメリカ英語が話され、イギリスではイギリス英語が話されますが、それらはその国独自の歴史背景等に大きく影響を受けていると言われています。

私の住むオーストラリアでも同様で、オーストラリア独自の英語であるAustralian English(オーストラリア英語)が発達しています。

今回はオーストラリア英語の特徴について、いくつかの観点からご紹介します!

オーストラリア英語のアクセントと発音

オーストラリア英語の特徴の1つとして、その発音アクセントがあります。

オーストラリア英語の発音・アクセントというのはオーストラリア中で異なっており、オーストラリアに住んでいると異なる発音・アクセントを耳にすることとなります。

これはオーストラリアに限ったことではなく、アメリカやイギリスでも同じだと思います。

しかし、大きく他の国と異なるのは、オーストラリアでは人種によって発音・アクセントが異なるのではなく、その人の民族的背景、文化的背景によって異なることです。例えば、インド系オーストラリア人、中華系オーストラリア人、イギリス系オーストラリア人の間ではアクセントが異なる傾向にあります。

オーストラリア独特の表現

オーストラリアではオーストラリア英語独特の表現が存在します。日常生活でよく聞く表現をいくつかご紹介いたします。

1.How are you going?

意味:元気?調子はどう?

実際には “How ya goin?” のような感じで発音されるこの表現は、日本でよく習う “How’s it going?”と基本的には同じような意味になります。

しかしitがyouになっているところがAustralian English独特なところ。

昔初めてオーストラリアに来たアメリカ人がこの表現を聞いて思わず “To where?” と戸惑った顔で返答したことを今でも覚えています。

2.No worries

意味:どういたしまして、大丈夫ですよ、もちろんです。

“No worries”という表現はアメリカでも使われており、日本で英語学習をしていても触れる機会があることから「No worriesってオーストラリア英語なの?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、 “Australian English”における使われ方は、アメリカ英語の場合と少し違います。アメリカでは “No worries”は「心配するな、問題ないよ」という表現文字通りの意味で使用されますが、オーストラリア英語では “You’re welcome”という意味でも使われることに特徴があります。

他にも “You’re welcome”を意味する表現として “No dramas” という「大したことではないよ」を意味するものもあり、オーストラリア英語を代表する表現の1つです。

3.G’day

意味:こんにちは

“G’day”というのは “Good day”を短縮した形で、“Hello”と同じ意味で使われます。
しばしば “G’day mate!” というように、最後に相手を意味する “mate”をつけて使われています。

ちなみにこの “mate”はアメリカ英語で言う “man”、“dude”、“buddy”といった表現に似ています。

少し古い言い方だと言う話も耳にしますが、毎日オフィスで聞くので、まだまだ日常的に使われていることは間違いないと思います。

4.Good on you

意味:よかったね、よくやった

“Good on ya”という風にしばしば発音され、アメリカ英語でいう Good for you(よかったね)や、Well done(よくやった)という意味で使われます。

5.Fair enough

意味:まぁ確かに、そうですね

“Fair enough”は直訳すると「十分公平だね」という意味です。実際に使われる際は、相手の意見に対してそれがフェア、つまり理解できるもの、受け入れることが可能である場合に “fair enough” と言って同意や受領を表します。

オーストラリア英語で特徴的なdiminutive expressions(略称表現)

オーストラリア英語には他の国で話される英語と比較してdiminutive expressions(略称表現)が多いと言われており、その数は5000にものぼると言われています。

今回はオーストラリアで日常的に使用される略称表現をご紹介いたします。

1.Aussie

元の表現:Australian(オーストラリア人、オーストラリアの)

例:Aussie English(=Australian English), Aussies (=Australians)

2.Arvo

元の表現:Afternoon(午後)

例:“I’ll do that this arvo.” (今日の午後にやるよ。)

3.Convo

元の表現:Conversation(会話)

例:“Let’s have a convo.” (話そう。)

4.Bikkie

元の表現:Biscuit(ビスケット)

例:“I want a couple of bikkies.” (ビスケットほしいな。)

5.Veggie

元の表現:Vegetable(野菜)

例:“My kids don’t eat veggies.” (私の子供は野菜を食べないのよ。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?様々な国から来た移民によって発達したオーストラリアでは、他の国にはない面白い特徴が数多く存在します。

その一つが、今回ご紹介したオーストラリア英語。

オーストラリアは日本人にとっても留学先として人気なので、留学前や留学中の方は是非この記事を読んでオーストラリア英語の特徴について知り、よりスムーズな英語学習を進めていただければと思っております。

それでは!


Aussie! Aussie! Aussie! Oi Oi Oiというのはスポーツなどで代表チームを応援する時に行う掛け声です。

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