こんにちは!ATSUです。
前回の長文読解勉強法の記事では、多読のメリットを分析することで、リーディングの勉強は「精読」から「多読」の順番で行うべきということが分かりました。
今回は「精読」をどのようにして行うのかをより具体的にお話していこうと思います。精読は、TOEIC等のリーディング問題を解いた後の復習方法でもありますので、試験資格の過去問や模試の長文問題を解いた後、何をすべきかよく分からないという方も必見の情報です!
また、私はこの勉強法でTOEICとIELTSのリーディングで満点を取りましたので、確実に効果のある勉強法です。それでは早速見ていきましょう!
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【多読編】英語のリーディング勉強法を徹底解説〜正しい多読のやり方
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Contents
英語長文読解勉強法~精読のステップ
リーディングの精読を行う際に行うステップは以下の通りになります。
2.英文の意味が理解できない場合、なぜ理解できないか分析し、原因を解決する
次のページから、具体的に英文を用いて、具体的にどのようにそれぞれのステップを行なうかついてお話していきます!!
1.英文をじっくり読み、意味が完璧に理解できるかどうか確認する
天国に行きたいと願う人でも、そのために死にたくはない。
という英文を例に、リーディングの精読を行っていきましょう。ちなみにこれはスティーブ・ジョブスのスタンフォード大のスピーチの一部から抜粋しました。
まずは、本当にゆっくりで問題ないので、この英文の意味が完璧に、自信を持って理解できるかを確認してください。意味がすっと理解できましたか?
もしこれで意味がすんなりと入ってきたら、この英文の精読はそこで終了です。次の文に進みましょう。
しかし、意味が理解できなかった場合、なぜ理解できないのかを分析するステップに入ります。
2.英文の意味が理解できない場合、なぜ理解できないか分析し、原因を解決する
英語リーディングにおいて、じっくり読んでも理解できない、すっと意味が入ってこないと感じる場合、考えられる原因は二つあります。
それは
・文法
この二つです。
つまり、精読する際に行う分析というのは、
作業を指すことになります。
そして、その原因箇所が分かれば、あとはそれを理解するために必要な知識を習得して、覚えていくということになります。
単語で意味が理解できないケース
先ほどの例文をまた見ていきましょう。
まずは単語のチェックを以下のように行なっていきます。
“even”はわかるのか、”people”はわかるのか、”heaven”はどうか、 このように、単語の意味の確認を一つ一つ行なっていきます。
この確認作業の中でもし自分の知らない単語があった場合は、その単語の存在が英文の理解を妨げている要素の一つです。例えば“heaven”という単語を知らない人がこの英文を読んだ際には、
「***に行きたいと願う人でも、そのために死にたくはない。」
このように「天国」に関する部分が、単なるノイズとしてしか認識できていないということになります。このような状況では、英語を完璧に理解することはできませんよね。
なので、自分の知らなかった単語、記憶が曖昧になっていた単語を別のノートにまとめ、普段の学習の際に繰り返し復習を行い覚えてしまいましょう!これが原因を解決する作業です。
わからない単語を洗い出す作業が完了したら、もう一度今の英文を読んでみましょう。
もしこれでこの英文の意味がすんなりと入ってきたら、この英文が読めなかった原因は単語のみにあったということで分析は終了し、この英文を扱うのは終了です。
文法で意味が理解できないケース
しかし、単語を洗い出す作業が完了してもなお英文の理解がうまくできない時があります。その場合は、文法に関連した知識が欠落している場合が多いです。
例えば、
を読んで、who(関係代名詞)の文法知識を知らないと、正しく文章を解釈できません。
もしかすると「人さえ天国に行きたがる。死にたくはない。」というふうに、二つの文章ととらえてしまうかもしれませんね。
このように、全ての単語の意味を知っていたとしても、ただ単語の意味を繋げるだけでは、英語を正しく読むことはできません。
そして、今回のように関係代名詞の部分が分からない、つまりリーディングにおける原因であることが分かれば、参考書で調べたり、ネットで検索したりして、しっかりと理解、暗記することで解決する必要があります。
まとめ
今回は「精読」に焦点を当ててお話してきました。
リーディングにおいて今後具体的にどうやって「精読」していくべきか、詳しく理解できたと思います。
「多読」の記事と合わせて長文読解のコツを整理し、精読から多読、この流れを意識して学習を継続していきましょう。今後TOEICやIELTSのリーディングで満点が獲得できる日も遠くないはずです!
一緒に頑張っていきましょう!