こんにちは、Atsuです。
大学受験生を終えた後も毎年の個人的な楽しみとして解いている私が、2019年のセンター試験英語を今年も解いたので「簡単な英語の解説」、「私なりに難しいと思ったポイント」などをお話ししていきます!
問題文中に出てきた英語表現にたいして「このフレーズ結構聞くなー」といった、海外で仕事をしている私ならではの経験も混ぜた話もしているので、現在受験生の方はもちろん、センター試験に関心のない大学生や社会人の方も英語が好きな方にも有益な記事になったと思います。ぜひ一度ご覧になってみてください!
また、解説を読む前に一度解いて見たいという方は私が実際に回答に使用した問題のリンクをがこちらですので、ぜひ活用してください!
Contents
【大問1】個人的難易度1位はこの問題!
大問1はおなじみの発音問題ですね。大問1Aの問3、4つの単語の中で下線部の発音が異なる単語を選択するおなじみの出題です。
発音はそれぞれ
なので、答えは②です。
音で英単語を覚えれば発音問題は瞬殺できる
英単語の暗記法でもお話ししたのですが、単語を覚える際の基本戦略は常に「音で覚える」ことです。これは今後「話す」「聞く」というフェーズに入った時に、「正しい英単語の音の理解」が必要不可欠だからなのですが、普段からこれを意識していれば、このような「発音・アクセント」の問題は瞬殺できます。知っていれば解ける問題だからです。
現役受験時代の頃も、ここのパートは普段から発音で単語を覚えていたおかげで即座に答えを導くことができました。割り振られている点数の低さを考慮しても、ここはあまり時間をかけたくないパートですしね。
【大問2】前後を読むだけで解ける問題と、文章全体を読む必要がある問題が混在
大問2-A
問4の "run out of time"は決まり文句ですね。
問9で聞かれた "there is no doing~"「〜することはできない」というのは、受験英語が大好きな形です。
大問2のAの問題を解いて思ったのは、「空欄の前後を読めば解ける問題」と、「文章全体を読まなければ解けない問題」の2パターンがある、ということ。
ただ、問題を解いている段階では「これは前後読むだけで解ける。これは全部読まなきゃダメな問題」という風に切り分けることはできないので、基本的には全文を読んで回答する姿勢を持つことが大切だと思います。
大問2-B
単語を正しく並び替える問題ですが、これは正直回答部分の英語だけを読めば、正しく解答を作成できる問題でした。
普段から英文を作ることに慣れている人であればこのように羅列してある語句を見ただけで自ずと正しい語順に並べ替えることはできるのだと思います。
基礎づくりの英文法学習の段階で、正しい語順を意識しながら文章作成している方にとっては、特にテクニック的なものに頼らずとも瞬間的に解ける問題なのではないでしょうか。
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大問2-C
大問1の "it can't be helped"「仕方ないよ」という表現。
これは日常会話や職場でかなり聞く表現で、私が先日出版しました『DistinctionⅡ』でも掲載している語句になります。
【大問3】難易度かなり高め
個人的にかなり難しかった設問です。
ここでは「英語力」だけではなくて、「文脈を読みとく力」、つまり国語力的な力がテストされている設問だと感じました。もちろん一文一文の意味を確実に読み取る英語力がないと解けないですね。
大問3-A
問1では、前半部分で、土地にある大きな矢印について述べられていたのですが、急に「Atlantic Oceanに矢印を置くことが提案された」という話が出てきて、今までの流れと違くて違和感を感じ、それが正解になると思いました。
大問3-B
大問1は「regularly」が二個前の文章に出ている"on a daily basis"とかかっているので、これが答えとすぐにわかりますね。
大問2は「leisure time」が答えです。"weekends" についても触れているので迷った方いるかもしれませんが、ここでは二人に相談して何を買うか決めているという状況であることがポイントです。二人目はweekendsの話はしていないので、この選択肢は消せます。
大問3は「outdoor furniture」が答え。この前のパラグラフで、「みんなでご飯を食べるときは室内で食べなきゃいけない」という話をしていましたので、「じゃあ外における家具を置ければ楽しくみんなで食事できるじゃない」という話の流れでした。
【大問4】全体的な簡単な印象
大問4-A
これは結構簡単な問題だったと思います。
大問4-B
これも、センター試験全体の中で結構簡単な問題だったと思います。
問1は「century(世紀)」がわかってれば解けるような問題でした。つまり「16世紀っていつ?」っていうようなことが理解できていれば解けたような問題だったと覆います。
問4はちょっと計算が入る問題で、足し算、引き算、割り算、掛け算ができれば解けた問題だったと思います。
【大問5】可愛い話でしたね
[大問2]これは若干トリッキーな問題でしたね。実際「insectがlettuce を食べたとかcarrotsを食べた」とかって記述は問題文にないんですよね。これは文章の最後にある
「Now, I better understand how putting a lot of effort into caring for something can help you appreciate the results more, however small they may be」
という文章が決め手になったと思います。
【大問6】結局全文読めばわかるようにできてる
最後の設問になりました。
設問2のところでもお話ししましたがセンター試験はやはり最初から最後まで一文一文読めば普通に点が取れる試験です。
スキムリーディング(拾い読み)をせず、ちゃんと読んでも時間内に回答できるような設計になっていますしね。
大問6-A
問2の部分で、選択肢にある「land routes」とありますが、全文をしっかり読みこんでいないとこの「land routes」が何を指しているのかわからない文章の作りになっているので、やはり問題文を飛ばさないで回答することは重要だと再確認しました。
大問6-B
最後は各パラグラフの内容を一文で要約してある選択肢を割り振っていくおなじみの形式ですが、これも各パラグラフを一文一文丁寧に読んでけば瞬殺できる問題です。特にこの文章では
1st paragraph:土
2nd paragraph:海
3rd paragraph:空
4th paragraph:インターネット
Conclusion
と、非常にシンプルで、捉えやすい構造でした。
大問6に関してはまず先にこの表と選択肢を読んでしまえば、「あ、空の話とか海の話が各パラグラフで展開されるんだな」という風に文章全体の構造を捉えた上でリーディングの作業に入れるので、1つ有効な戦術になると思います。
【結論】テクニックより英語の底力
以上が、センター試験2019年の英語の簡単な感想でした!
私が現役の受験生だった時代は(最近は減ったのかもしれませんが)「選択肢だけ読めば答えが出せる」とか、「テクニックで8割とける」みたいな謳い文句のテクニック本が横行していたように思います。ただ、結局は英語の試験なので、一文一文しっかり読めば満点が取れるように設計された試験ですし、反対に言えば、読みが甘いところがあれば誘導されてしまうような聞き方もされるているな、とも感じました。
確かにそういった攻略本で試験全体のストラクチャを理解しておくことは点をとる上で必要なことだとは思いますが、あくまでそれは入り口です。私は普段からセンター対策や、受験英語対策を行なっている訳ではありませんが、毎日英語に触れて、英語力の地力をあげてきたので、50分ほどで満点をとることができました。
今後センター試験は廃止されると共に4技能試験が導入される中でこの「英語力そのものの重要性」というのは確実に高まっていきます。
今後受験を控えている人もジェネラルに英語力を底上げしたい人もにとっても必要な「英語力の底上げ」をサポートできるように、今後も英語学習の方法論や経験をシェアしていきたいと考えていますので、引き続きよろしくお願いします!
大学受験時代の英語勉強法についてもしっかりまとめていますので、これから大学受験を控えている方はぜひぜひ参考にしてみてください↓
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