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TOEFL iBTスピーキングで27点を獲得した私が対策とコツを紹介|Task 4

更新日:

Task 4の概要

それでは早速TOEFL iBTスピーキングのTask 4の概要を理解していきましょう。

Task 4は「読む」「聞く」「書く」の3技能が問われており、そのためTask 3、5、6同様「integrated問題」と呼ばれています。内容は、あるアカデミックなトピックに関しての書いてあるリーディング(約100文字)を45~50秒で読み、次に教授がそのトピックの例について話す講義を聞きます。

リーディングとリスニングが終了後は30秒で回答を準備し、60秒でスピーキングを行います。

Task 4で聞かれる内容はいつも同じで、「トピックについて説明し、教授がどのようにそのトピックを例証しているか答えなさい」です。

例えばトピックが “flow” という概念に関するものだった場合

Explain flow and how the example used by the professor illustrates the concept.

という感じの質問になります。

ちなみにこの例におけるflowというのは心理学でものすごい集中していて時が経つのを忘れているということ(the feeling of complete and energized focus in an activity)です。

Task 4のスコアの付け方

いつも説明していますが、TOEFL iBTスピーキングの採点は全セクション共通で4点満点で、点数の目安は、全6問で4点取れば30点3点で23点2点で15点1点で8点です。これはETSによる公式情報なので間違いありません。

そして採点はHolistic approach (全体アプローチ)というアプローチが採用されており、スピーキング全体をみて点数がつけられますので、60秒間のスピーキングの中で文法や単語のミスを何回したから原点、というような採点方法ではありません。

スピーキングの途中でミスをしたからといって、4点が取れないわけではないのです。これを知っていると、対策しやすいですね。

Task 4での評価項目はほかのタスク同様以下の3つです。これもTOEFL iBTスピーキング全taskで共通です。

・Delivery(流れ、発音、ペース、イントネーション等)
・Language use(文法と単語)
・Topic development(内容)

Delivery

Deliveryは、明確でスムーズなスピーキング、良い発音、自然なペース、そして良いイントネーションなどを見ています。

常日頃から発音記号と音の法則(音の脱落、繋がりなど)を理解し、それをベースとして英語学習を進めておけば、このセクションでは満点がとれるはずです。ここで点数を落としたくない方は以下の記事もぜひご覧ください。

【全てに音声付き】英語の発音を良くしたいなら「発音記号」を覚えよう

こんにちは!Atsuです。 今回は、英語の正しい発音を身につける上で非常に重要な要素である「発音記号」について、詳しく解 ...

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Language use

Language useではスピーキング中の文法と単語の正確性を評価しています。

英語の基礎に関する記事が役に立つはずですので原点に戻って以下の記事もぜひ確認してください。

Atsueigoの英語学習理論|英語学習の全体像

こんにちは!Atsueigo運営者のAtsuです。 本ページではAtsueigoの英語学習理論を、英語学習の全体像を見な ...

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Topic development

Topic developmentではどれだけ質問で聞かれていることに対して答えられているか、どれだけクリアに自分のアイディアを表現できているか、そしてアイディア同士の繋がりを意識できているかを評価しています。

例えば先ほどの例を使うと

Explain flow and how the example used by the professor illustrates the concept.

という問題であれば、必ず以下4つの内容がスピーキングに入っていないといけません。

  1. トピック(flow)は何か
  2. トピックの定義
  3. 教授の例は何か
  4. 教授の例がどのようにトピックを示しているか

この4つを必ず含める必要があります。この全ての要素は後で紹介するテンプレートを使えば確実にスピーキングに含めることが出来るようになります。詳しくは後ほど。

Task 4の具体的な対策とコツ


それでは具体的に私がTOEFL iBTスピーキングで27点獲得したときのTask 4の対策とをご紹介します。リーディング、リスニング、スピーキング、それぞれ見ていきましょう

リーディング

リーディングの内容

Task 4の最初はリーディングですね。先ほど使ったflowをトピックにしたETSのサンプル問題を見てましょう。

Flow
In psychology, the feeling of complete and energized focus in an activity is called flow. People who enter a state of flow lose their sense of time and have a feeling of great satisfaction. They become completely involved in an activity for its own sake rather than for what may result from the activity, such as money or prestige. Contrary to expectation, flow usually happens not during relaxing moments of leisure and entertainment, but when we are actively involved in a difficult enterprise, in a task that stretches our mental or physical abilities.

これを45~50秒で読みます。

必ずアカデミックなトピックとその定義が含まれています。

今回の場合、トピックは “flow” で、定義は “the feeling of complete and energized focus in an activity” ですね。

ノートテイキング~Task 4リーディング

リーディングの内容は

・トピック
・トピックの定義

の2つでしたね。リーディング中はスクラッチペーパーにこの2つの情報を書き留めましょう。

そしてそれぞれ読みながら埋めていきます。
今回の場合

トピック:Flow
トピックの定義:The feeling of complete and energized focus in an activity

この2つは後々使用するスピーキングのテンプレートで使用することになるので絶対にスクラッチペーパーに書いておきましょう。大体の場合、トピックはリーディングのタイトル、定義はリーディングの最初の方に書いています。

また、これ以外はリスニングを聞きやすくするためのものとしてとらえてOKです。

リスニング

リスニングの内容

リスニングでは、リーディングのトピックに対する例を教授が授業の中で話します。
以下ETSのサンプル問題です。

https://www.ets.org/toefl/ibt/prepare/quick_prep/

音声スクリプト(ETSサンプル問題より引用)
(Male professor) I think this will help you get a picture of what your textbook is describing. I had a friend who taught in the physics department, Professor Jones, he retired last year. . . . Anyway, I remember . . . this was a few years ago . . . I remember passing by a classroom early one morning just as he was leaving, and he looked terrible: his clothes were all rumpled, and he looked like he hadn’t slept all night. And I asked if he was OK. I was surprised when he said that he never felt better, that he was totally happy. He had spent the entire night in the classroom working on a mathematics puzzle. He didn’t stop to eat dinner; he didn’t stop to sleep . . . or even rest. He was that involved in solving the puzzle. And it didn’t even have anything to do with his teaching or research; he had just come across this puzzle accidentally, I think in a mathematics journal, and it just really interested him, so he worked furiously all night and covered the blackboards in the classroom with equations and numbers and never realized that time was passing by.

ノートテイキング~Task 4リスニング

必ずリーディングのトピックに対する例を教授が話すので、この例を書き留めるようにしてください。

60秒間で話すTask 4の内容はコレ

ここまででリーディングとリスニングが終了です。

次にスピーキングの60秒間の中で話す内容を理解しましょう。

60秒間の中で話す内容は以下の5つです。

  1. トピックは何か
  2. トピックの定義
  3. 教授の例は何か
  4. 教授の例がどのようにトピックを示しているか
  5. コンクルージョン

一つ一つ見ていきましょう。

1.トピックは何か(3秒)

まずはトピックが何かについて明確にしましょう。

The reading is about “flow”

のような感じです。

2.トピックの定義(6秒)

そして次にそのトピックを定義しましょう。定義はリーディングに書いているのでそれをそのまま使ってOKです。今回の場合だと

The reading is about “flow”, which the passage defines as the feeling of complete and energized focus in an activity.

という風にwhich the passage defines as….といって繋げてあげましょう。

3.教授の例は何か(6秒)

次に教授が何の例について話しているか話します。

The professor gives an example of a friend who taught in the physics department.

という感じですね。これもリスニングで聞いた内容をそのまま使って問題ありません。

4.教授の例がどのようにトピックを示しているか(42秒)

そして最後に教授の例がどんな例だったか、そしてそれがどのように今回のトピックを説明しているかを話す必要があります。ここがTask 4で一番重要な部分ですね。

He says one day in the morning he saw the friend looking really terrible. The friend looked like he hadn’t had any sleep, so the professor asked if he was fine, but surprisingly the friend said he never felt better, saying he spent all night working on a mathematics puzzle. He was so interested in the puzzle and so absorbed in figuring out how to solve the puzzle, he forgot to eat and even forgot that time was passing by, furiously writing equations and numbers on the blackboards.

5.コンクルージョン(3秒)

最後に簡単にコンクルージョンを一言で言いましょう。

So this example clearly illustrates “flow”.

と言った感じですね。

30秒間の準備時間の効率的な使い方

ここでは、実際に話す前にある30秒間の準備時間の使い方についてお話します。この時間は主に後で紹介するテンプレートの内容とそれに当てはめる内容をスクラッチペーパー上でチェックするために使います。
スクラッチペーパー上で使用する内容は以下の通りです。

リーディングスクラッチペーパー

  1. トピック
  2. トピックの定義

リスニングスクラッチペーパー

  1. 教授の例
  2. 教授の例の内容

特に教授の例の内容は情報量が多くなり、何を実際のスピーキングで言うか迷ってしまうと思うので、この時間を有効に使用して、整理するようにしましょう。

Task 4のテンプレート

ここではTask3のテンプレートをご紹介します。この部分は全て丸暗記してください。

そしてテンプレートのスペースにスクラッチペーパーで書いた内容を埋め込んで、それをスピーキングするようにするだけで、対策が楽になります。

確実に含めるべき内容を含んだスピーキングを行うことができるようにもなります。

Task 4 テンプレート

The reading is about            which the passage defines as           .
The professor gives an example of            to illustrate this.
He (she) says                                         .
                                                     .
                                                     .
So this example clearly illustrates _____________________.

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